「養蜂家に訊きました」蜜蜂と遠雷 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
養蜂家に訊きました
(URLを記載したためにレビューを削除されてしまいましたので短く再録。コメント下さった皆さんごめんなさい)
映画を観ていてふと思ったのは
・ブリ起こしの雷
・雷が鳴ると米が旨くなる
この二つの言い伝えです。
この二つには科学的根拠もあり、また経験値から来る 理由ある言い習わしもあります。
それでは「ミツバチ」と「雷」の関係はなんだろう?
養蜂家に問い合わせしました。
【蜜蜂の分蜂】について ―
ミツバチは、巣が大きくなると本能が働いて住みかを脱出し、新しい世界に飛び出します。
分蜂した群れは行き先を求めて、不安の中でとりあえず近くの木の枝や軒先に。
養蜂家はその新しい群れを捕まえて新しい養蜂箱に入れてやる必要があります。
分蜂した新しい群れを捕まえるために=大人しくさせるために、養蜂家はミツバチが嫌う「水」を撒き、一斗缶を叩いてミツバチが嫌がる「大きな音」を出すそうです。
そうすると新しい群れは一塊になって鎮かになるのだと。
【分蜂とピアノコンクールの類似・隠喩】
映画では、雨(=水)のシーンが多かったですね。そして遠くから近づく雷(=大きな音)も。
そして鍵盤にミツバチが止まるカットもありました。
若いピアニストたちの成長と脱出。そして彼らの旅立ちと不安を見ていて、どこか「分蜂の“儀式”」に似ていると思った次第です。
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以上、養蜂家のサイトに問い合わせをして、養蜂の本も読んでみました。
で、ピアノですか?
指先から血が出るまで練習したこともある 僕きりんです。
新しい自分を巣作ること、そして新しい世界を掴むための音楽家の挑戦は、心身の流血を伴う。
ゆえに、あれこれと不思議に想いは及び、こころに触れてきてくれる映画でした。
子供の頃、蜂蜜を取りたくてミツバチに刺された きりんです。
きりんさんへ
“蜜蜂”と“遠雷”の関係の意味合いを教えて頂きありがとうございました。
きりんさんのような深い考察が欠けていたから、この作品の理解へ至らなかった原因でもあったのかと愕然としております。
今後とも何かと御教授、宜しくお願いいたします。
きりんさん
こんにちは🌞
コメントへの返信有難うございます。
そうですよね。きりんさんの渾身のレビュー、その想い、しっかりと伝わってきます。
同じ文章は二度と書けないですし。
kozzyさん、徹底されてますね🤔
きりんさん
ショックが大きいですよね。。
きりんさんの書かれた映画「フォードvsフェラーリ」の躍動感溢れたレビューがとても印象に残っています。(勿体ないですよね💦)
ピアノを弾いた経験の有る方に、より響く作品かも知れませんね🤔
ピアノが弾けるなんて、羨ましい👀