「のだめは越えられない」蜜蜂と遠雷 ひーさんの映画レビュー(感想・評価)
のだめは越えられない
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やはりクラシック音楽を描いた映画には
“解説役”が必要だと思う。
原作には出てくる奏ちゃんがいないと、アヤのキャラクターや言葉が理解しきれず、天才ぶりが伝わりきれていないんじゃないかと感じた。
マサルのイメージが原作とは違ったが、キラキラ王子具合が完成されていたのが良かった。
ただ、ナサニエルとの信頼関係は描いて欲しい。
1番残念だったのは松坂桃李の演奏シーン。
発表会か?というくらいぎこちなく、間に合わなかったのなら撮り方を変えればいいのに…
好きな俳優さんだっただけにガッカリ。
そのせいか明石の印象がとにかくダサくなってしまった。
そして明石の妻は綺麗すぎる。
ぼろ家にあんなに綺麗な夫婦は違和感がありすぎて、家族でのシーンが嘘臭くみえる。
一方、鈴鹿央士は
初めて映画に出演したとは思えない演技だった。
というか鈴鹿央士と風間塵の相性がすごく良かったんだと思う。
それにピアノの弾きっぷりが最高。
春と修羅がぼんやり終わり過ぎていて
観客の反応をもっと見せて欲しかった。
なんだか不完全燃焼な気持ちになってのだめカンタービレを一から観始めました。
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