「別世界‼️」蜜蜂と遠雷 ラピスアーテルさんの映画レビュー(感想・評価)
別世界‼️
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引き込まれる作品であった事は間違いない。
ピアノの世界は分からないけど、登場人物がコンテストに込める思いは、他の職業に置き換えて感情移入できると思う。
華やかな職業がエンタメとしてはいいのかもしれないけど、
やはり、ピアノや音楽に精通してない人からすると置いてけぼりにされる感じは否めないかも。
作品のクオリティによっては業界人から叩かれる可能性も大いにある。
芸術をテーマにした映画やドラマは雰囲気作り以外にも登場人物のバックボーンを作り込む必要があるし、演奏シーンも役者は人物の複雑な感情を表情一つで表現する為に繊細な演技が求められるから、話題性だけでキャスティングすると作品の品質を下げるリスクもある。
蜜蜂と遠雷は、原作があるので登場人物のバックボーンはしっかり描かれていた。
キャスティングは知名度も演技力もある俳優を揃えていたので、そんなに違和感は感じなかった。
風間塵を演じた鈴鹿央士君は演技の型にはめれば不自然なんだけど、風間塵という人物に擬態してると考えればエグいほど自然体な演技だったから、逸材感は凄い感じた‼️
その他、気になった点
・鹿賀丈史が本物の指揮者にしか見えなかった‼️
・作品の緊張感は片桐はいりでは緩和出来ない…
・ブルゾンちえみのセリフ量が多い。
いい作品でした。
原作を読んで無いので、これを期に拝読しようと思います。
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