「ピアノ演奏シーンの配分に不満」蜜蜂と遠雷 n7777さんの映画レビュー(感想・評価)
ピアノ演奏シーンの配分に不満
小説読んだ時から映画化を楽しみにしてて、曲名でメロディーがすぐに浮かぶ程のクラシック通でも無いし、読んだ後にyoutubeとかで聴いてもイメージ湧かないから、大分端折られるだろうけど小説のダイジェスト版みたいに演奏シーンのいいところが聴けるんだろうなって思ってたら。。
⚫︎一次審査の演奏全飛ばしでいきなり春と修羅?いいけどちょっと耳慣らししたかった、あと小説読んでない人おいてけぼりじゃない?
⚫︎なんか演奏シーンのいいところは会場外のモニターで喋りながら見てる。。
⚫︎最終審査もマサルとジンはぶつ切り。。ジンの演奏シーンに挟まったアヤと母親の回想シーンであくびが出た。
⚫︎アヤの演奏シーンだけなんとかまともに聴けそうだけど、途中で母親の亡くなったシーンとか、なんか挟まるんじゃないかと思って安心して聞けなかった。しかもマサルが優勝のはずなのにまるでアヤが優勝するかのような配分の不公平さ。もうちょっと他の2人にも見せ場をあげて誰が優勝か最後までハラハラ分かんないってくらいにして欲しかった。
メインの配役は明石以外小説とイメージ違ったけど、これもありだなって感じで良かった。(マサルは西洋人顔の王子様オーラ全開な感じ、ジンは純日本人顔で想像してた、浮世離れした妖精みたいで可愛い)
ジェニファー・チャンは感じ悪すぎて名前が出る前に直ぐに分かった。ただの意地悪な奴みたいでちょっと可哀想だから一次審査とかでちょっと演奏シーン入れてあげても良かったかも。
もうちょっとぶつ切りじゃなくコンテストの緊張感が伝わるピアノ演奏聴きたかった、春と修羅作曲してくれたのはありがたいからしょうがないか。。なんか良くあるダンス映画みたいに最後の数分で見せ場作ったら満足でしょ、みたいな配分だった。やっぱりちゃんとCD買って小説読み直そうかな。