「綺麗な映画でした」蜜蜂と遠雷 まめこさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗な映画でした
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綺麗な映像、良いロケ地、上手な俳優と思います。
ただ、原作読んでいないのですが、天才の悩みというのが、いまいち伝わってきません。きっと原作では文字で伝えているのでしょうが、映像にしたとき、その部分をけっこうすっぱ抜いて描いている印象がありました。
松岡茉優さんの悩みとかトラウマとかは描いているんですけどね。あと、もっとも庶民的な松坂桃李さんの役どころ。そもそも松坂さんくらいしか共感できる人いないからなー。
物語の構成が予選からスタートしているから、少しドキュメンタリー的に撮っている印象がありました。
それはそれでいいのですが、1部、2部があって、第3部から観ているって気がしたのは私だけでしょうか?
あとすみません。どなたかあの黒い馬の意味、教えてください。描かれてました?どういうメタファーなのか、まったくわからんかった。
それから松岡茉優さんが最後、トラウマを乗り越えてやったるでーってなった瞬間、が、よくわかりませんでした。駐車場の脇にピアノあって、それ見て、いろいろ思い出して(なにがあって何を思い出したのかわからん)、いざ会場へ。って、なんで?と疑問符出てしまいました。そこが残念。というか、それも含めて、天才たちの話だからまーいっかーっていうのも観ながらの本音でした。
兎にも角にも、あのピアノの伴奏、みなさん覚えたんですかね? すごいなー、憧れるなー。それから松岡茉優さん、この世代でこういう役演じられるの彼女くらいなものじゃないかしら。鬱陶しくない陰鬱さと、本心からの笑顔。が、とても良い発見でした!
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