映画ドラえもん のび太の月面探査記のレビュー・感想・評価
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とても丁寧で、ちゃんと「映画 ドラえもん」
大山のぶ代さん時代の「映画ドラえもん」を知っている世代としては、なんだか懐かしい気分にもなれ、でも新しいドラえもんだった。
大好きな辻村深月脚本とあって、半ば期待もあり、半ばドラえもんの世界観が変わってしまわないか心配もあったけど、ちゃんと「映画ドラえもん」だった。
さすが小説家というべきか、つじつまの処理がいつになく丁寧に感じた。
個人的には、設定には少し頭を使ったが、展開はすごく好き。
ただ、「新・のび太の恐竜」や「新・日本誕生」のような、のび太の“別れ”を惜しむ鼻水号泣モノが大好きな自分としては、感動の部分が物足りなかったので今回は★3つで。
異説バッヂが「e」で定説バッヂが「T」なのが気になった。
ドラえもんは裏切らない
良くも悪くも、ドラえもんマニアの作った作品
ドラえもんのスケールからすると比較的近場なわりには今までメインの舞台になってなかった「月」を舞台に、ドラマニアの小説家さんならではのヒネった発想を盛り込み、飽きずに楽しめる話にはなっていました。
ゲストキャラクター達もなかなか魅力的です。
ただ、そのゲストが話に食い込んでくるのがやや遅く、それまではドラにありがちな箱庭話に終始しているので、アクセルがかかるまで時間がかかった印象です。
また、箱庭はアニマルプラネット、キーパーソンは鉄人兵団&竜の騎士、ラスボスは鬼岩城、という感じにどこか過去作の焼き直し感があり、ここがタイトルに書いた「良くも悪くも」の印象に繋がっています。話全体を見るとそこまで焼き直し感はないのですが…
あとはキーアイテムの異説クラブバッジの後半の役割が、小さい子にはちょっと分かりにくそう…
ドラえもん映画としては当たりの部類だとは思うのですが、面白がれるのはひみつ道具の「特性」をちゃんと理解出来る年齢の子ども(小学校中学年くらいから?)か、生粋のドラマニアか、という感じで、対象範囲は思いのほか狭いかも…
ドラえもん版マトリックス
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