「前衛と土着」普通は走り出す wootanさんの映画レビュー(感想・評価)
前衛と土着
渡辺監督自身がワタナベカントクという自主映画監督を演じるメタフィクション。
やー笑ったわ。
インディペンデント映画でなければ絶対できないトリプルファイヤーの「中一からやりなおしたい」の丸々一曲overtureから一気に世界観に引き込まれましたよ。
止まらない悪態、神をも恐れぬ実名ネームドロップは「コイツどんだけ強心臓なんだよ」と見てるこっちの方が冷や汗モンだったけど、白眉はクソ映画ばっかり作りやがってお前なんて映画なんてやめちまえと送られてくる精神病みに病んだ匿名アンチからの手紙。あれはマジでリアルだし怖いしやばいし面白すぎる。映画監督が映画作ることぐらい許してやれよ。← 作りません(笑)
大注目を浴びている萩原みのり、松本まりかはじめ女優陣も豪華だし、美しいし、こんな大問題作に出演する彼女達の心意気に感心する。
才能がある女優は脚本が読めるってことだろうな。
まあ賛否あるのも分かるけど個人的には素直にむちゃくちゃ楽しませてもらいました。
万人にお勧めしたいぐらい笑えるコメディー映画だけど敢えてしないでおきますわ(笑)
コメントする