君は月夜に光り輝くのレビュー・感想・評価
全35件中、21~35件目を表示
主演の2人の演技が素敵でした。
発光病という不治の病で入院している会ったことのないクラスメイトのまみずに、クラスで書いた色紙を渡すために病室を訪ねることで2人は出会います。
そこから、卓也がまみずの死ぬまでにしたいことを代行して報告することで2人は絆を深めていく。
比較的、ゆったりとしたストーリーで進んでいく印象でした。
卓也には亡くなった姉がおり、その姉の死にも直接的ではないものの発光病との繋がりがあったり。
感情を強く出さないキャラクターではあるものの、演じてる北村くんの演技がとても良く、静かにしっかり表現してる印象でした。
永野芽郁ちゃんが演じているまみずも、病気で余命0という状況であっても明るく魅力的で、透明感のあるキャラクターに好感が持てました。
未来を考えて離れようとするまみずと、それでもまみずを想って行動する卓也。
ロミジュリのジュリエット姿は、少しクスリとさせられましたが、とても綺麗でした。
最後、まみずの残した言葉たちと、まみずが代行の報告を聞いて2人でデートしたと想像してたシーンは、とても可愛くて涙が止まりませんでした。
また、観たいと思う作品です。
主演の2人
役柄に合っていて、良かったと思います。だいたいこういう映画って実際にはあり得ない事があったりすると思うのだけど、そんな事も無いし。でも、発光病ってそんなみじかに2人もいるのかな?
とても綺麗な映画でした
とても綺麗な映画でした。
あらすじの時点で絶対好きだと思って行きましたが、大当たりでした。
死を諦めてしまっているまみずに、たくやくんが命を吹き込み、まみずは後悔や罪の意識に苛まれるたくやくんのお尻を引っぱたいてほら前向きなさい!と笑う。
とにかくまみずが可愛いくて、大好きです。Dだよのシーンが可愛すぎて無限再生したい。笑
月の下にふたり、うっすらと輝く彼女、なんてすごく幻想的で美しいシーンなのに、美しいと同時に悲しいシーンであることが辛かったです。
子どもが病気になると、親は少しでも生きて欲しいと願いますが、それは本人にとって本当に嬉しいこととは限らない。ある種のエゴだと思いますが、それでも願わずにはいられない親と、ただまみずに笑って欲しいたくやくん。しかしまたそのたくやくんも、まみずを笑わせることで、姉への罪滅ぼしをしている。
それらを全てを受け入れてしまうまみずの強さと危なっかしさに引き込まれました。
まみずに会うことは最初は罪滅ぼしだったかもしれませんが、まみずの強さに救われるたくやくん。そしてたくやくんといる事で生きることを思い出したまみず。
少しでも生きて欲しいと願う親のエゴ。そのおかげで死ぬ前に1番輝くことが出来たまみず。
全ての人の優しさとエゴが美しい映画でした。
もう一度見たくなる映画です。
物足りない・・
2月上旬の映画の予告を見てキミツキを知りその日に原作を購入して公開日を指折り数えて楽しみにしていました。
原作を先に読むとダメなのかもしれませんが細かい所にたくさんツッコミ入れたくなるし1番観たかったシーンがなかったりと残念な感じがしました。
原作とは違うお父さんミッチーの兼ね合いは良かったと思いますが、全体を通して感情移入や感動が薄かったかな?と思います。
映画構成云々はわかりませんがもう少し掘り下げるシーンが必要だと思いました。
エンドロール見て最後に気付いたことですが監督と脚本一緒だったんですね。
個人的にはまみずナレーションが泣きポイントなのかな?と思いますが感動する所は人それぞれですものね。
キミスイと比較しちゃいけないのは分かっててもキミスイは何度も映画館に行きましたがキミツキは1回でいいかな?というところです。
期待していた分、落胆はありましたがコレはコレ!と割りきって見たらいいと思います。
心情とか掘り下げ方が雑でもったいない
発光病、親しみの薄い病ですが
ほんと色々な病気があるんだなと改めて
ストーリーは起承転結がしっかりしていたので
びしっとしていた印象
だからこそ目立つ掘り下げの少なさ
全編ずっとうすっぺらい印象になってる
主人公がヒロインの代行するまでの過程とか
ヒロインの母親とか
ヒロインもう会わない言ってたのに電話してくるし
1番訳分からなかったのがそれまで主人公の姉の死から立ち直れていなかった母親が最後になんの理由もなく
立ち直れていたとこ
すべて気持ちの移り変わりの説明がはいから唐突にかんじる
もったいない映画でした
キミスイが評価いいのは
主人公とヒロインまわりの心情の動きとかを大人になった主人公達でみせていたとこなんだよな
でもまあよき映画でした。
物足りなかった。
発光病とか姉の自殺とか友人やバイト先のメイドとの関係性とかその辺りの設定を上手く活かせてない気がする。原作を読んでいる者からすると説明不足というか、何で今田美桜とか松本穂香とかキャスティングしたのに勿体無い使い方してるの?という感じ。全体的にただ二人の恋愛感情を描いただけのように観えてしまった。
私は私でよかった
号泣せずにはいられません。
発光病という不治の病にかかってしまった、渡良瀬まみず(永野芽郁)。
新学期から、まみずのクラスメイトで、訳あってまみずの病院までクラスメイト達が書いた寄せ書きを届けることになった岡田卓也(北村匠海)。
ある日、まみずのお見舞いにきた卓也は、まみずが大切にしていたスノードームを壊してしまう。その罪滅ぼしとして、まみずの死ぬまでにしたいことを卓也がして、それをまみずに話す、代行体験をすることになった。代行の回数が増えるに従って2人はお互いに惹かれていく。しかし、惹かれていくにつれ、まみずの残りの時間が短くなっていく。
ラスト、まみずがした最後のお願い、
『幸せになって』
で、涙が止まらなくなる。
佐野徹也さんが書いた原作とは少し違い、香山の兄が、発光病で死んだという設定になっていたりと、映画用に少し変更してありました。
原作は読んだが、映画をみていないという方も、映画はみたけど、原作を読んでいないという方も、どちらもみていない方も絶対オススメです!
映画館には、ハンカチを忘れずに持って行ってくださいね 笑。
細かいことは気にしちゃいけない、妄想ファンタジー
子役から、ティーンファッション誌のトップモデルへ登りつめ、そして昨年上期のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインを務めた永野芽郁(ながのめい・19歳)の主演新作。
主演は「ひるなかの流星」(2017)以来だが、2018年はメジャー作品の助演出演で着々とキャリアを積み上げてきた。直近も日本テレビのドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」で、菅田将暉と共演している。
本作は佐野徹夜の同名小説の映画化。イラストがセットになったライトノベルのスタイルで発表された。
不治の病"発光病"で入院している女子高校生・渡良瀬まみず(永野芽郁)。たまたまクラス代表として見舞いにきた同級生の岡田卓也(北村匠海)に、やり残したことを"代行体験"してもらうことで、徐々に心を通わせていく2人の恋愛物語である。
相手役の北村匠海は「君の膵臓をたべたい」(2017)が大ヒット。どちらかというと浜辺美波の勢いに引っ張られた形でのブレイクではあるものの、以降、メジャー出演が続く。本作も"キミスイ"と同じ月川翔監督である。
そもそも"発光病"という病気は存在しない。細胞の異常によって皮膚が発光、死に近づくにつれ、その光が強くなっていくという、ゲンジボタルの羽化ような妄想に付き合わなければならない。
高度先端医療の病院なのに、部外者が簡単に出入りできたり、スーパームーンの夜空に満天の星が輝いていたり(ふつう、満月の光で星は見えなくなる)、いちいち都合がよすぎる。本作は設定からして、リアリティをまったく重要視していないことが特徴。
逆に言うと、細かいところに目をつぶれば、構成要素は単純記号化されている。
"まだ若い女子高生が余命宣告される悲劇"
"死ぬまでにしたいことを列挙し、叶えていく"(よくある設定。恋愛もそのひとつ)
"それぞれが抱える家族問題の壁と、それを乗り越える"
これは、記号化コミュニケーションで共感する作品と考えればいい。自分のようなスレた大人には感動しにくいが、何にも考えずに直感でとらえる世代にはちょうどいい。
主人公はふわっと消えていくので、"キミスイ"のような骨太の涙もない。旬の永野芽郁を満喫するだけだ。
やはり人気急上昇中の今田美桜(22歳)が、メイドカフェ店員役で出ている。メイド姿も拝める。
(2019/3/16/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
叫ばない「セカチュー」という印象
原作未読で観ました。北村匠海が主演の一人で月川翔監督となれば、ついキミスイレベルで出来映えを期待して観てしまいます。それからもう一人の主役の永野芽郁も、不思議な存在感にちょっとワクワクさせられる役者の一人です。その意味では期待しすぎたかも知れませんが、既視感というかデジャブ感がありすぎて、新鮮味に欠けました。原作がどうなっているのか、今後読んでみてみます。
それからエンドロールで劇中歌としてミスチルのhimawariが出ていました。1回観ただけではどこで流れていたか気づきませんでしたが、それもちょっとやりすぎかと(もう一度観てもどこで流れていたかよく分かりませんでしたが)。「センセイ君主」の北川景子はご愛敬としても、この作品では全く別物の映画として鑑賞したかった。
ところで最後のスマホに残されたメッセージは、「セカチュー」のカセットテープを彷彿とさせましたが、内容はよかった。静かな北村匠海が、森山未來に被って見えたのは私だけではないはずです。
私に生きる力をくれたのは貴方でした。
太陽と月
永野芽郁と北村匠海のそれぞれの
印象があったので、
太陽の芽郁さんが月夜に輝く?
どんな話なんだろうと。
話は、発光病という不治の病に侵された
彼女の代行体験で彼が心が通じて…
エピソードに起伏があまり
なかったので、
これは
主演二人の心の死生感を
感じるのが作品の骨子なんだと
気付きました。
卓也の目が終始虚ろに感じたのも
姉の死を背負っているのだと
わかってからは
まみずのやりたいこと代行による
生きる意味を見つける行為は
彼の生きる力にも繋がることなんだ。
死の淵を覗いているのは
まみずだけではなく、
卓也もそうだったんだと。
だから、ICレコーダーに、
・あなたのせいで、私はもう、生きたくてしょうがないの
・これから先、生きたらどうなるのか、知りたいです。
・私のかわりに生きて、教えてください。
そして、
あなたの中に生き続ける私に、
生きる意味を教え続けてください。と、
まみずが卓也に
自分の分も生きてほしいという
主旨のお願いをしたんだなと。
愛する人を残していかなければ
ならないとなったとき、
道連れに連れていくのか、
残して、自分のしたかった事を
伝えて生きて欲しいと
願うのか。
人によって違う思いがある
重いテーマでした。
本作では、
好きな場面が3つありました。
皆さんも、印象深いと
コメントされてるミッチーと
卓也の語り合う場面。
娘さんを~冗談だよ。
は、
普通に続くと思っていた日常が
無くなる哀しみがやるせない。
二つ目は、
スーパームーンを観る望遠鏡の場所まで
目をつぶった彼女を、手を繋いで
連れていくシーン。
昔、夜景を観たことを思い出しました。
あれをすると、てをつなげる。
三つ目は、
葬式の時、
卓也がまみずの願いどおり
皆の前で、
彼女だったと宣言する シーン。
これには、
彼女の健気なお願いに
さすがに、すこし泣けました。
本作で泣けたのは、
この場面だけだったけど
満足でした。
エンディングソングも
いいですよ。
永野芽郁の凄さ
とにかく永野芽郁が凄い。
スクリーンに映し出されるシーン毎に透明感に圧倒されました。
本当に病気なのか?と思わせられつつ進行して行きます。
家族や他のキャストの感情表現はストーリーからするとちょっと違うかな?と思ってしまいました。
もっと泣けるシーン満載かと期待していましたが、少しばかり肩透かしだったと言うのが正直なところです。
しかしながらラストの回想シーン、愛してるのセリフ辺りは自然と涙が出ました。
最初のお墓のシーンで亡くなっているのは分かっているはずですが、本当にまみずが愛おしく、なんとか生き延びて欲しいと祈るような気持ちを起こさせる永野芽郁の演技は素晴らしかった!!
彼氏役の北村匠海の雰囲気もとても良かったですよ!!
終わることが悲しくなるほどのいい映画でした
公開日に観に行きました。原作の大ファンです。
途中まで、(原作の方が面白いな)と思っていました。しかし、卓也が教室で泣くシーン、まみずが最後に卓也に向かって“お願い”を言うシーン、そしてまみずが亡くなった後がすごく良かったです。
まみずが外に出てはしゃいでる…!!(泣)(泣)
と、号泣してしまいました。
また、「卓也からもらった靴を履いて海に行きたい」というお願いもちゃんと叶えていて良いシーンだと思いました。
ただ、私は香山が好きなのですが、香山の原作ではあった描写がほとんど無くなっているのと、卓也はもっと精神的に不安定なのに、それが表現されていなかったのが少し残念でした。
でも、原作は原作、映画は映画と考えたら、素晴らしい映画だと思いました。
ぜひ、「君は月夜に光り輝く」の小説も読んでみてください。
余命もの
まず最初に、余命ものの青春恋愛映画に対しての個人的な考えを。
私は、このジャンルの映画に闘病シーンのリアリティはそれほど求めません。
苦しんでいる所を、あんまり観たくないから。勿論、ある程度の描写は必要だと思うけども。
死ぬ間際でも、人を好きになった時は、輝いていて欲しいかな。
それと、私は中年男ですが、もし自分が若い女の子だったらと考えると、好きな人には苦しんでいる姿より輝いている姿を焼き付けて欲しいと思う気がします。
なので、映画の登場人物もそうなってくれるといいなと。
だから、終わった時に苦しんでいるシーンより、キラキラとしたシーンが印象に残る映画の方が好きです。
そしてこの映画の場合も、輝いているシーンと苦しんでいるシーンのバランスが、とても好みでした。
それで、この映画の特徴は発光病という設定にした事ですよね。
もっとリアリティのある病気にしても、ストーリーは成立していました。
でも、発光病の設定にする事で、闘病のリアリティをさほど求めなくてよくなりました。
この設定のおかげで、美しく死なせてあげる事ができましたね。
さて、この映画の印象です、ユーモラスな場面も有りますが、主演が北村さんなので全体的に落ち着いて感じました。
北村さんの雰囲気と声、このタイプの映画にはピッタリだと思います。
それから永野さん、変な表現になりますが、しっとりとした雰囲気に感じました。
いろいろな表情が染み入る様に、落ち着いたこの映画に溶け込む感じで。
そう感じさせてくれたからでしょう、ラストのデートシーンは、それは現実ではないのだけど、嘘ではない輝いた表情に見えます。
人生の最後に、人生で最高のキラキラとした気持ちを、彼女は、そして彼も経験できたのだと思います。
脇役の、そして若い二人の主役の演技がとても良い映画だと思いました。
最後に、SEKAI NO OWARIさんの主題歌も切なさと暖かさのバランスの良い、この映画に合った曲だと思いました。
人の生死について考える
原作は未読。予告編とホームページを観て、面白そうだったので鑑賞。
いまだに解明されていない不治の病「発光病」。患者は、病院から出ることが許されず、ただ死を待つだけの日々を送らなければならなかった。発光病は、死が近づくにつれて光が強くなり成人するまで生きられないと言う。
発光病に侵された渡良瀬まみず(永野芽郁さん)に寄せ書きを届けに行った、岡田卓也(北村匠海さん)はまみずと出会う。彼女は、自分がやりたいことを卓也に代行してもらうことに。(バンジージャンプやカラオケ、メイドカフェ、ビックなイチゴパフェを食べるなど…。)
二人は、徐々に心を通わせて行きますが非情にも病は忍び寄っていて…。
主演の永野芽郁さん&北村匠海さんは、それぞれの役どころの心情を繊細に表現していましたし、脇を固める甲斐翔真さんや松本穂香さん、今田美桜さんのフレッシュさ、優香さんや生田智子さん、長谷川京子さん、及川光博さんという安心感が映画をさらに盛り上げています。
人の生死について、考えさせられる作品です。後半は涙する場面が多いので鑑賞の際はハンカチをお忘れなく…。
p.s
永野さんと今田さんは、この間終わったばかりの「3年A組」でギャップのある役どころを演じていました。改めて、役者さんって凄いなーと思いました‼
原作も読んでみようと思います。
全35件中、21~35件目を表示