「悲しいけど、優しい気持ちに」君は月夜に光り輝く ミルクティーさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しいけど、優しい気持ちに
透明感のある映像で、不治の病という悲しい設定ではあるけれど、
優しく描かれていると思いました。
死に対する、怒りとか悲しみとかやるせなさ、といった感情を激しくぶつけるように見せるのではなく、葛藤はもちろんありながらも、「今」ある希望や喜びに焦点があてられていて、そのぶん、胸に沁みるものがありました。
登場人物それぞれの思いやりが、映画全体の優しさにつながっているように思います。
映像における色使いもきれいだなと感じました。
予告編にもあった、赤い靴。あの赤は、スクリーンのなかでとて映えていて、また光も美しく、内容だけでなく、映像としても素敵だなと思いました。
スクリーンで観て良かったなと思います。
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