「義務教育で見てもいいくらいの内容」ヘイト・ユー・ギブ あえかさんの映画レビュー(感想・評価)
義務教育で見てもいいくらいの内容
ストーリーは単純だけど、色々なセリフに重みがあって、人種差別の深刻さが分かりやすかった。
「犠牲者が変わるだけで悲劇は同じ」
理不尽な社会に立ち向かう主人公の強さと家族愛でめっちゃ泣いた。
「何を言っても無駄」
白人社会と共存していくには、こんなにも一方的な差別と暴力に耐えなくてはならないんだ。
黒人差別が悪いのは事実だけど「白人だと手を挙げろと警告する。黒人だと躊躇はしない。俺は撃つ」というおじ警官のセリフもまたリアルだった。
最後、憎悪の連鎖を断ち切るために勇気を出した主人公の気持ちがすごく伝わった。
同じ立場でも無いのに、差別というものを理解したつもりにはなるのはとても浅はかだけど、世界で起こっていることをもっと知って勉強しないとなと思った。
ギャング、銃社会、怖いな。
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