「劇場版バトル形式はそろそろ頭打ちかな」劇場版 ONE PIECE STAMPEDE ushizo_curryさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版バトル形式はそろそろ頭打ちかな
劇場で今作の予備知識なしで鑑賞しました。
良かった点:
最悪の世代たちの海賊船のデザインが原作より先に登場した
懐かしいキャラ総出演
絵のタッチが今のワノ国編のアニメのように強弱付いたものになっていたのが新鮮
良くなかった点:
キャラが多すぎでそれぞれの登場時間が短すぎる
バレット巨大化CGはやりすぎ
バレットの過去などの掘り下げが劇中で説明不足
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良かった点でも書きましたが、原作より先に登場したというのは、
ストロングワールドでは金獅子のシキが原作で少し触れてからの登場、Zでは青キジが新世界編以降初登場といったような、あとで原作にも還元されるような要素があることです。
良くなかった点は、オールスターのバトル中心ということで仕方ないですが、前作のGOLDのような最後の最後まで騙し騙されな展開や、テゾーロの過去をきちんと劇中で掘り下げてたような満足度が今作は足りなく感じました。
GOLDからそうですが、ラスボスが巨大化して絶望したところをルフィが力押しで倒すパターンは頭打ちに感じました。
劇場でもらえる小冊子にボスの過去など設定が細かく書かれていますが、それを読まないと理解できないというのは2時間枠で完結させる努力を怠っているかなぁと。
何も考えずにドッカンバトルで楽しく観るのもアリですが。
パンフレットでルフィ役の田中真弓さんが
「オリジナルのギャグっぽい作品を映画でやってみるのはどうかなと思うことはありますね」と仰っていますが、私もバトルものじゃなくてもそういうので作ってみてもいいのではと思いました。
そういう意味では、前半の宝探しのバレット登場までは楽しめました。