「「芝居」と「アニメ」のマッシュアップをスタイリッシュに」プロメア N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
「芝居」と「アニメ」のマッシュアップをスタイリッシュに
まわりがあまりに騒ぐものだから、気になっていた本作をアマゾンビデオでようやく鑑賞す。
しかし冒頭から回るよ、回る、よく回る。空間認識が弱い人だと何がどうなっているのか分からない、もしくは酔ってしまうのではなかろうか。
それらダイナミックかつスタイリッシュな画面には、ワンダバ好きの心を萌やすガジェットも満載と眼福極まる。
加えて歯切れ良いセリフは七五調。
アゲアゲの楽曲も非常にオサレだ。
物語のコアはあんがいしめっぽくもあるのだけど、
さしおいてもかっとばすぜ。ストレス解消。
日ごろのモヤモヤ、不完全燃焼も完全燃焼でテンション爆上げ間違いなし。
見終わり気づけば脚本は中島かずきさんだった。
なるほど、余る芝居気がアニメショーンぽくないのは、わざとか。
役者の立ち位置が見えるような「間合い」が独特だった。
観ながら「レッドライン」を思い出せば、映像技術の進歩にも唸らされたり。
個人的には終盤、地下で語るだけ語って去るあのマッド? サイエンティストのドライ過ぎるキャラがツボだったかな。
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