「ジャパニメーションの最先端」プロメア さとしさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャパニメーションの最先端
111分休むこと無くノンストップで駆け抜ける映画でした。
最初から最後まで激しく動きまくる画面、話が進むにつれてどんどんスケールアップするストーリー...観終わった後は、ただただ凄いものをみてしまったという感情が残りました。
制作がTRIGGERということもあって、アクションシーンや各所の演出は文句なしのクオリティ!
映像の色味や幾何学的なデザインは独特ですが、これが見事に世界観にマッチしていてます。
最近のアニメ界隈では線の数が多く写実的な描写がもてはやされていますが、ド派手なアクションや現実にはない色・デザインで魅せる本作は、まさにジャパニメーションの底力・最先端であると行っても過言ではないです。
澤野弘之さんの劇伴の使い所もいちいちツボを抑えていて、映画館の音響で体感するからこその没入感もありました。
個人的な推しポイントは冒頭のつかみ。世界観説明から登場人物の紹介をTRIGGERらしいクールでかっこいい演出で魅せているのですぐに映画の虜になれると思います。
ストーリーは王道、だがそれが良いと思わせる勢いとアツさがある本作は、まさに極上のエンターテイメント作品ではないでしょうか。
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