レッド・ブレイドのレビュー・感想・評価
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美少女チャンバラ劇
まあ、よく言えばSFチックなファンタジー、現代と絵本の世界を行き来する美少女チャンバラ活劇だが、意味不明。
俳優陣の滑舌が悪いし音声さんの集音、整音も下手なのかセリフが聞き取り難くて往生した。
頭の固いおじさんにはついていけない漫画の世界、子供向けにしては卑猥なシーン、暴力沙汰ばかりでお勧めできない、誰の為の何の映画か困惑・・。
要するに作り手は派手なチャンバラ劇や忍者好き、忍者の本分は正攻法でなく惑わしてこそ、やられたらやり返せ、人生は本音が大事、品格なんて邪魔なだけ、アイドルにセクシーなパンちらキックをさせてみたい・・、そんな思惑で作ったのでしょう、ところが大衆迎合のようでいて浮いてしまったようですね。
花影香音いいよね
オープニングは拓さんが闘ってんのね。延々と闘い続けて「ひょっとして二時間、拓さんの闘い観続けんのか!?」と思うぐらい長いんだけど、まあ闘い終わんの。なんで、こんなに長かったんだろうね。
それで小倉優香の日常生活が始まるんだけど、お母さんが屋敷紘子なんだよね。「これは最後にお母さんがアクションすんのか!?」と期待してたけど、そういうのはなかった。
それで、なんだかんだやるんだよね。小倉優香は足が速い設定なんだけど、どうみても遅いなあとか思いながら観てると、花影香音と搗宮姫奈が出てきて、忍びになんのね。それで、なんだかんだ闘ったりしたかなあ。
どこかで小倉優香がバリバリのパンチラアクションやるんだよね。「これ、スパッツ履いてていいと思うよ」って感じなんだけど、原案・園子温だからパンチラすんの。
それでどのタイミングだったか忘れたけど搗宮姫奈やられちゃう。「その蹴り女優に入れていいの?」って蹴り入ってたしね。
まあそれで拓さんや花影香音の一大決心もあって、「忍びは正面からいくな」みたいな厳かなのかどうでも良いのか微妙な教えが伝授され最終決戦に。
「はいはい、そうなるように伏線はってたもんね」という展開。でもラストでドカーンと爆発して、「それが忍びよ」と唐突に小倉優香が可愛いトーンで言ってラストっていうのはとっても良かった。
花影香音が良かったな。主演でも良かったくらいだけど、企画的に小倉優香だよね。花影香音はパンチラやりそうにもないし。
清野菜名も《TOKYO TRIBE》でパンチラアクションやって、数年かかって女優としてブレイクしたから、小倉優香もそうなるといいな。
内容薄い&舞台挨拶
忍者?侍?時代劇?学生?なよなよしたスーツ姿のヤクザ?色々混ざりすぎて統一感ないです。ストーリーも薄く、ロケシーンが野原や森・廃工場とどこか安っぽい。アマチュア映画でももう少しまともな環境をバックに撮影し作品を出しているのにこれは頂けません。映画の中で[らいふうじん・才蔵]といった忍者が出てきますが、この忍者集団は実在するそうで、その宣伝的な感じで作った映画かもしれませんね。他レビューにもある通り、劇伴曲が情けないほど貧弱です。フリー素材の音源を使い回し、中にはこれ聴いたことあるな?といった様なものです。殺陣やアクロバットなシーンや主題歌は良いのにもったいないです。アクションはあからさまなワイヤーアクションとかではないですが、くノ一や忍者が刀を振り回している姿は迫力があり大好きです。
[舞台挨拶]
グラビアアイドルとアイドルに釣られ舞台挨拶も見ましたが、330名収容可能なスクリーン1に4〜6割ほどの観客が埋まったかな?といった感じの中で行われました。自分が行った15日は
スクリーン1での公開。翌日以降は62名収容のスクリーン2での公開です。15日はほとんどが主演の小倉優香さん・美音さんのファンだったそうで、上映前にオフ会の仲間達に沢山会えました。純粋に俳優さんを見に来られた方も大勢いたと思われますが、とにかく小倉優香さんのファンが多かったです。しかしこの3日間で見た映画の中でもかなりの駄作でした。
翌日16日シネマート新宿にて上映中の『恐怖の報酬』を見に行きましたが、62名収容できるスクリーン2で公開をしているRED BLADEはソールドアウトしていませんでした。初日の舞台挨拶でもソールドアウトしないのだから仕方がないのかな。なんか寂しい気持ちになります...殺陣ばかりの映画というのは時代遅れなのでしょうか?とにかく映像や音を楽しみに映画館へ行っているので、せめてフリー音源のようなチャチなものはやめていただきたかった。
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