劇場公開日 2019年4月19日

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「世界は狙えない」キングダム あおいさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5世界は狙えない

2019年5月2日
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単純

普段、日本映画は、ほとんど見ないで、洋画を主に観ている人間です。漫画の実写化には成功しているが、このレベルでは、世界は狙えない。漫画をベースにしてるから、コミカルな要素があるのは、仕方ないのだろうけど、コミカルな要素を削ぎ落とせば、もっと良い映画に仕上がったと思う。血生臭い修羅の世界のはずなのに、コミカルな演技やチープなメーキャップや衣装で、その世界観が崩れてしまう。(大沢さん、頑張って肉体改造したのに、コスプレオヤジにしか見えなかった。もっと、メイクさん、頑張ってよ!橋本環奈ちゃんのコミカルな演技が、修羅の世界をぶち壊す!シリアスな演技を頑張ってしている吉沢亮や、長澤まさみが可哀想!王座にいる本郷奏多の衣装は、もっと繊細にゴージャスにしなきゃいけないでしょ!脇役の人や悪役の人のメーキャップが手抜き過ぎて、興醒めするよ。役者の皆さん!、監督の演出に不満があっても、立場上、監督に言えないだろうから、私が代わりに言うわよ(笑)!この監督、いつも実写化に、こだわっていて、実写化の域を超えて映画を作ろうとしないのよね。内容を変えたら原作者やファンは怒ると思うけど、無駄を削ぎ落として、世界を狙える映画にレベルアップさせたなら、原作者もファンも怒らないと思うよ。役者の皆さんは肉体改造したり、魂込めて演技してるのに、コミカルな演技や演出、チープなメイクや衣装が、彼らの努力を台無しにしてるのよ。監督の采配不足だよ。橋本環奈ちゃんだって、みんなシリアスな熱演してるのに、浮いたコミカルな演技を要求されて、キツかっと思うよ。脇役や悪役の人だって、熱演してるのに、メーキャップを手抜きされて悔しかったと思うよ。原作も良いし、役者達も頑張っているのに、監督の采配不足が映画の質を落としている。)大金を投入したのに、勿体ない!このレベルで、自画自賛して満足していては、世界は狙えない!唯一、演技が良かったのは吉沢亮!この人は世界でも戦える能力を持っていると思う。本格的な中国映画を観たいなら、チャン・ツィー出演の「女帝 エンペラー」をお勧めします。このレベルの映画が作れないなら、続編を作るのは、お金の無駄遣いだと思います。ソニーが本気を出して多額の資金を調達したんだから、漫画の実写化に満足してないで、もっと、本気出して、世界を狙える映画を作りなよ!!続編では、世界を狙え!!!

あおい