劇場公開日 2019年8月24日

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「ディリリとパリの時間旅行をしてるのは私。」ディリリとパリの時間旅行 kikkoro1103さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ディリリとパリの時間旅行をしてるのは私。

2021年1月3日
iPhoneアプリから投稿

パリの街並みの写真を背景に切り絵が動いているようなアニメーション
昼間の色とりどりの街並みと対照的な夜の描写
ラスト近く夜のエッフェル塔と気球船のなんと美しいことか

ニューカレドニアとフランスのハーフのディリリ
礼儀正しくて、好奇心旺盛で行動的。強い魅力的な女の子。肌の色が違うことも受け入れている。正義感が強い。
そんな彼女の成長の物語でもあった。
悪を制したり色んな人物と出会ったり ぎゅっと抱きしめられること 抱きしめることを覚えたり。
彼女がロートレックの横で書いた ムーランルージュの踊り子の絵が素晴らしかった!
あんなに単純な線だけでロートレックっぽさが出せるなんて凄い。

次々と登場する画家 科学者音楽家作家。。。
自分が知っている人物は興味津々でのめり込んだりニヤリとしたり。でも知らない人物で見逃してるシーンもたくさんあるのだろうなあ。。
ディリリと パリの時間旅行をしてるのは私なのね。

人種差別や女性差別
また 警察も悪だったり 現代に通じる社会の問題もしっかりと描かれていてさらに作品を深いものにしている。女性を四つ足で歩かせるって自立は許さないってこと?ひどいわあ。

できればフランス語を聞きながら観たかったな
吹き替えだと 声優さんのイメージがちらついて感動5割ダウン! 時間が合わなかったから仕方ないけど(涙)
もう一度色んなこと確認しながら字幕版で観たい大好きな作品。

kikkoro1103