Girl ガールのレビュー・感想・評価
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本人にしかわからない辛さ あまり台詞は無いけど、伝わってきました ...
本人にしかわからない辛さ
あまり台詞は無いけど、伝わってきました
父親が素晴らしい存在で、理解しようと必死になり過ぎて子供からウザがられる
でもそれでいいんだよ親は
女子に囲まれて下半身を見せるシーン
ヤダなぁ…
最後の歩く姿はイキイキとしてて、とても綺麗でした!
思春期と孤独
人は自己を肯定しなければ生きていけない
痛い。。。
LGBTq?
この結末は個人的には嫌いだ
同じスタート地点に立つまで
自信がないってなんて苦しいんだろう。 人それぞれに自信がない部分が...
タイトルなし
大人のトランスジェンダーの映画はそこそこあるけれども、思春期にあるトランスジェンダーを描いた映画は少ないのではないか。シスジェンダーも思春期には自分の内面と変わっていく身体との折り合いに悩むのが普通なのにトランスジェンダーであればその葛藤はより一層激しいであろう。しかもララはあまり話さない。話しても「大丈夫」というだけ。でも、大丈夫でないのは、その焦燥感は、表情・仕草そして踊りを見ていればわかる。映像で語る「映画」である。彼女の焦燥感・意固地さは周りの大人にも伝わっている。大人は大人のアドバイスをする。でもララには通じていかない。誰がみてもララは女の子にしか見えない。大人たちはその外見に惑わされてララの内面まで達しきれない。父親でさえ。しかしララにはわかっている。彼女には他の生徒にはないギャップがあることを。自分の性と身体の同一に何ら悩むことなく踊りに集中できる同級生との間のギャップを。練習への人一倍の努力でもそのギャップが乗り越えられないとわかったとき、彼女はあの行為に走る。あの時ララがあげる苦痛の呻き声は肉体の痛みだけから出たものではないのだろう。でもその痛みと引き替えに彼女は解放される。ラストの彼女の落ち着いた、でも凛として歩いて行く姿は感動的さえある。(BGMが市川昆版『細雪』と同じなのは面白かったが。)
パイ生地のような痛み
ジェンダー作品群に素敵なものが多いのは偶然ではない
社会の根底にある " 性 " というテーマに、真正面から取り組むより他ないから
約9年
この映画の製作にかかった時間
薄皮一枚一枚を重ねたその後で、その生皮をまた一枚一枚 剥がすような 痛々しさ
自分がスクリーンの此方側にいる、それ自体が痛みになる感覚
私が他人と " 違う " という思いと 、
あの人が私と " 違う " という思いは、
完全に 異質 なもの
私達は そうやって
少しずつ 誰かを傷つけている
『ヘドウィグ & アングチーインチ』
『リリーのすべて』など
過去作品へのオマージュも含めて
大切なことを、思い出させてくれた
“ リリーのスカーフ ” は、まだ大空を舞っている
トランスジェンダー
【ルーカス・ドン監督の執念の果て、ヴィクトール・ポルスターという稀有な俳優が降臨した。】
- 自分の前に聳え立つ高い壁に挑もうとしている方々が観ると、勇気を貰って、新たな一歩を踏み出そうと思える映画だと思いました。-
・主役を演じたヴィクトール・ポルスター(この映画が初出演とのこと。信じ難い)の心の機微が滲み出る気丈で美しく、且つ時折見せる哀し気な表情に魅入られました。
・悩み、葛藤し、初めての恋に戸惑い、父親との関係にもちょっと苛苛する姿(でも、こんなに理解ある父親ってそういないよなあ。)も違和感なく受け入れられました。
・終盤、”ああっ!”となるシーン(私の隣の男性は一瞬、下を向いていました)からの、ちょっと技巧的な場面を挟んでのララの爽快な表情が印象的なラスト。
・印象深く琴線に響く作品でした。
<2019年7月6日 追記>
・この作品が数々の映画祭で作品賞を受賞した事は知っていたが、ヴィクトール・ポルスターの受賞部門が「男優賞」という事に違和感を覚えたのは私だけであろうか?
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