「【ルーカス・ドン監督の執念の果て、ヴィクトール・ポルスターという稀有な俳優が降臨した。】」Girl ガール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ルーカス・ドン監督の執念の果て、ヴィクトール・ポルスターという稀有な俳優が降臨した。】
- 自分の前に聳え立つ高い壁に挑もうとしている方々が観ると、勇気を貰って、新たな一歩を踏み出そうと思える映画だと思いました。-
・主役を演じたヴィクトール・ポルスター(この映画が初出演とのこと。信じ難い)の心の機微が滲み出る気丈で美しく、且つ時折見せる哀し気な表情に魅入られました。
・悩み、葛藤し、初めての恋に戸惑い、父親との関係にもちょっと苛苛する姿(でも、こんなに理解ある父親ってそういないよなあ。)も違和感なく受け入れられました。
・終盤、”ああっ!”となるシーン(私の隣の男性は一瞬、下を向いていました)からの、ちょっと技巧的な場面を挟んでのララの爽快な表情が印象的なラスト。
・印象深く琴線に響く作品でした。
<2019年7月6日 追記>
・この作品が数々の映画祭で作品賞を受賞した事は知っていたが、ヴィクトール・ポルスターの受賞部門が「男優賞」という事に違和感を覚えたのは私だけであろうか?
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