「偶像を求めて」象は静かに座っている Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
偶像を求めて
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中国の田舎町を舞台にした友人の女と寝たチンピラ、父親と不仲で学校では粋る同級生に蔑まれる少年、家族の引っ越しで老人ホーム入所を促される老人、母親と確執のあるやさぐれ娘の話。
それぞれが抱えた闇やトラブルから、居場所がない、ここに居たくない、どこかに行きたい、行く当てもない、満州里の大サーカスに一日中ただ座っているだけの像がいるという話を聞きみてみたいとなる展開で、序盤は絡みの無い群像劇かと思ったら徐々に関連していき、又、繫がりをみせて行く。
BGMは殆どなく、暗い画面にたっぷりの間と横顔や後頭部アップで閉塞感のあるつくりで、動きは少なく、多くは台詞で説明しているイメージ。
いらないシーンやめちゃくちゃ長い間が多く、それで雰囲気を作っているのはわかるけど、やはり幾ら何でも上映時間が長過ぎる。その割に話がとんだりして判りにくいところもあったし。
こういう話は好きだし締めも嫌いじゃないけど、半分ぐらいの尺で編集してくれたらもっと高評価したのになー。
スヌーカーの知識が乏しいから調べたけど、アオミのキューが良くわからなかった。
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