響け!情熱のムリダンガムのレビュー・感想・評価
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打楽器のリズムはどこからでも学べる
インドのムリダンガム職人の父を持つ息子のピーターは、父が作ったムリダンガムを名人が演奏するのを見たことから、自分も奏者になりたいと思った。その名人にやっとの思いで弟子入りし、稽古を続けてたピーターは、師匠と弟子の関係、伝統を重んじることによる軋轢、など様々な困難にぶつかりながらも、ムリダンガムのリズムに魅せられていった。また、好きになった看護師との進展もあり、さてどうなる、という話。
最近のインド映画は面白い作品が多かったが、本作は平凡だった。
歌やダンスも平凡だったし、ストーリーも敵役があれじゃ盛り上がらない。
ヒロインもイマイチ美人というほどでもなかったし。
ムリダンガム という太鼓のような楽器がある事を知れたのは良かった。
ヘイ、ジャーマンシェパード
目的なく推し活でのんべんだらりと生きている青年が、あるきっかけで民族楽器の太鼓の奏者を目指し、出会い、裏切り、修行、競争、和解などなどを経て一人前のプレイヤーになる典型的な青春モノ。 神様は出てこないし、イギリスとも戦わない至ってフツーの映画だが、主演の男優が熱演しており好感がもて楽しく観られた。
でも、終映後のトークショーの説明で階級社会の話や多民族国家ならではの問題などなど、複雑な背景があるようでインドって大変なんですな。
主人公が彼女に「ヘイ、ジャーマンシェパード」って呼ばれるシーンは吹いた。
爽やかな新風と、力強い希望
インドで奮闘するカースト差別女性差別を受ける女性たちがジャーナリストとなり奮闘する、
燃え上がる女性記者たち と同じ時期に見られたことに興奮を覚える。
カースト制度と貧富の差、謂れ無い差別と蔑み、
それに絡んで主人公一家はキリスト教徒、なぜキリスト教徒か。故郷に帰ればチャイ屋には下層カーストであるからわざわざ汚いプラスチックのコップにチャイを入れ替えて渡される、カーストの理不尽からの改宗であろう。
女性の自立、この映画のヒロインは富裕層のお嬢様女子大生でない、看護師、ドイツでの勉強を夢見て働きながらドイツ語学校に通う自立した女性。それに絡めてか、堂々の恋愛による婚前交渉なども、おおっと思う。新しいインド若々しく自由を追求するインド。
タミル映画界隈のファンダム事情その活動も垣間見られて面白い。
メインテーマの伝統音楽ここでもカースト宗教による独占や差別、かたやテレビ局は儲かればなんでもやる。、や、伝統と革新後継者業界利権、さまざまなインド各地の少数民族の音楽リズムダンス文化も、こんなに多様なと圧倒される。
打楽器の音の響きの良さ! 伝統的な楽器でありながら今でも大活躍なの...
打楽器の音の響きの良さ! 伝統的な楽器でありながら今でも大活躍なのが納得できました。
チェンナイの景色や、他にさまざまある打楽器とともに、ただただ堪能してきました。
こういう音は、良い音響装置で、全身で浴びるに限ります。
良いです
ポスターと本編の温度差が結構あるような…笑
伝統を引き継ぎつつ、新たな音を吹き込んでいく。旅をしながら色んな音楽と出会っていくシーンが一番好きかな。音楽番組でのバトルはありきたりすぎる設定で、ライバルがそこまでライバルでもなく、いろいろ中途半端な感じもした。でも、インドの伝統楽器ムリダンガムの音と演奏を堪能するにはもってこいの映画です。
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