メランコリックのレビュー・感想・評価
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とっても面白いが
とっても面白いが、よく出来た同人映画、という印象は否めない。
よく出来たキャスティングだし、「殺し屋の世界」がだんだんと語られてゆくのはニヤニヤしちゃうね。だけどちょっと無理がある?のかなぁ…
凄く良かったです!
かなりシュールなストーリーなんだけど突っ込み所はありません(笑)
銭湯で人を殺して死体処理がメインの内容。
でもグロさは全く無いし笑えるシーンもあり大満足。
途中から結末が読めるんだけどそれも見事に裏切られたエンディング。
上映館少ないうえ劇場のキャパも少ないのがもったいない作品。
ラストシーンで幸せを分けてもらった感じがとても良かったです。
上映後、主役の皆川暢二さんの挨拶があって作品中のキャラと違ってなかなかのイケメンにはビックリです( ´∀`)
ラストのセリフが泣かせる。勇気がもらえる。良い映画だった。
ダレることなく最後まで観られた。テンポも良い。
(村上春樹、小説に大事なものは、リズムというけど。)
『人生にはこのままズーッと続いて欲しいと思える一瞬が有る。その一瞬の為に長い人生が有る。』
カメラを、止めるな、も良かったけど、これも、良かった。
最高でしたよ
とても良い作品でした。脚本もアクションシーンも役者さんも素晴らしいです。メジャーな俳優さんはいなくても魅力的な役者さん達の演技はとても良かったです。上映終了後、主演でプロデューサーも兼ねる皆川ようじさん(ご本人は映画よりも男前!)と主演女優の吉田芽吹さんの挨拶も聞けてとても良かったです。カメラを止めるなのようにミニシアターから映画好きのクチコミで大ヒット作となって欲しいですね!
個人的には残念
殺人という過激な物を扱っているにも関わらず、登場人物の信念が希薄、最終的に伝えたいメッセージも薄い。もっと大きな大どんでん返しがあるのかと期待してしまいました。
ただ、役者の演技はとても丁寧に作られており癖になる没入感があります。
シュールな笑い
実にユニークなブラック&サスペンス・コメディでした。
若いスタッフが作った作品のようで、主演に至ってはプロデューサー自身っていう、『カメラを止めるな』のようなインディーズ感満載。
まじめにとらえたら、一般人が強制されて初めて死体処理をしたその帰りに普通にご飯を食べたり、その手で彼女を抱いたりっていうのは、ありえないと思うのだが、だからこそ「これはコメディだ」という主張がにじみ出ていた気がしました。
オチが爽やかなのが、かえって不気味で面白かったです。
なんといっても、浦安市猫実に実在する銭湯をロケに使っていて、絵面がシュール。
「人を焼いて沸かしたお湯」で、「気持ちいい、最高」って言うシーンが最高。
聖地巡礼に、ひとっ風呂浴びに行きたくなりました。
ぼやけた現実
人の良過ぎる家庭、風呂屋、アパート、、、見慣れた日常風景だが、行動・言葉・思考の角度が13度くらいズレている。
東大出てフリーター、何も言わない親、風呂屋で殺人、風呂釜で人体焼却、大人3人も要らないだろう職場、タオル折るだけの仕事、連続殺人でも警察の影もない、証拠という概念もない世界、、、
いつの間にか、感覚がおかしくなってくる。。
先週レーザー脱毛で笑気ガスで麻酔したが、あの感覚に似ている。
映画が終わりパンフレットを買おうとすると、シネコンではあり得ない、ゆったりと遅いレジに、映画の続きのような、、直射日光の照る真昼の渋谷の街までが非現実な風景に見えてくる。。
設定と筋立ては秀逸
“melancholic”=憂うつな、というタイトルの映画は主人公の倦怠で始まる。倦怠、緩い家族(これが最後に効いてくるとか誰が思うのか)。そして風呂の湯を抜かれた日に行った銭湯で高校の同級生に再会したことで話は始まる。
このヒロイン像がなかなかに都合が良すぎてちょっとどうなのとは思ったが、銭湯が殺しの始末の場、という設定は秀逸。そして非日常で自分が使えない存在であることに嫉妬を抱く主人公がいちばん面白いところだ。面白いシーン自体はいくつもあるのだけれど、心情描写としてリアルにいちばんくるのはここだった。
詰まるところ、主人公が東大卒のフリーターであるという設定はここで活きるわけだ。明らかに人よりできると思いつつできない。しかも自身は意識していない。殺し屋への関与は即ち主人公の「承認欲求の充足」に一役買うわけだ。
しかし、この映画において人の死は本当に空虚だ。人の死は誰も成長させない(殺し屋の松本君が妙に格好良くなっていくだけである)、主人公は余りにそれを当たり前の日常の中に受け容れており、疑問は持っても葛藤がないので、観ているこっちが葛藤した。そういう意味で主人公には心がない。
ラストにかけ、そのない心が急激に噴出した結果の結末につながる訳だけれど、ラストに穏やかさを感じないのは私だけだろうか。モノローグが不穏だった。個人的はモノローグ以外の映像表現であの表現をやって欲しかった、と思う。それまで一切のモノローグを持たない映画なのだから、それを貫いた方が個人的な美学としては美しかったし、より”melancholic”だったと思う。
筋立てと発想はものすごくいいのに、人物描写が若干薄いというのが悩ましかった。主人公はもっと徹底して突き抜けさせ、ヒロインに一癖が欲しかったなあ...。ご両親があんなに突き抜けてるんだからさあ...(あれも唐突だなと思ったが。普通の次元を超えている)。
仕事と自信と充実感
東大卒で就職経験はない元フリーター実家暮らしの主人公が、気になる女の子の進めもあって銭湯でバイトを始めたら、その銭湯の裏の仕事を目撃してしまい、そこに踏み込んで行くことになる話。
ヤクザの依頼で殺しを請けるオーナーと優秀な殺し屋の従業員。銭湯は殺しを行ったり死体の処理に便利…らしい。
裏の仕事を目撃したことにより掃除の手伝いをすることになるも、ボーナスは貰えるしヘビーな仕事に携わっていることや背徳感からか浮かれ気味の主人公。
自信も出て来て彼女も出来てお気楽な主人公が、考え、決断し、行動しなければならなくなっていく様子が、シリアスだけど時にコミカルに描かれていて、派手な展開こそないものの面白かった。
ユーモアのあるサスペンス
開始早々ドキッとするシーン!、ちょっと苦手かなと思いき息抜きできるユーモアのある場面も。
経歴の全く違う二人だが、相性抜群。裏稼業を舞台に笑いを取れる、この二人の配役と演出がいい証拠。銭湯の機能を全く違う使い方で楽しめたのは意外。観る価値十分‼︎
素晴らしかった
コメントの依頼をいただいて、サンプルを見させていただいた。とっても面白かった。銭湯という、失われつつある文化を大胆に使っていて、異空間に見える。最近閉店した銭湯に夜中電気がついていたら、何をしているのだ?と覗きたくなってしまいそうだ。完全に登場人物の意思で物語を作っており、偶然に頼らず練りに練られたシナリオが素晴らしい。主人公の和彦と松本のバディぶりもとてもよかった。
女の子もかわいかった。粗さがしをすれば、登場人物がみんないい人すぎる。
2時間あっという間でした
先行での銭湯上映会で見てみてきました。それぞれのキャストの演技力と魅力を軸に無駄な説明がなき、様々な感情が交錯するあっという間の2時間でした。映画館でも是非見たいと思います。
東京国際映画祭2018で観賞
コメディでもありヒューマンドラマでもありアクションもありサスペンスでもあり、観れば観るほど引き込まれていきそうな、魅力的な作品でした。何度も観たいと思えたので、2019年8月公開は嬉しい。アフタートークでの製作者3人の話もよかった。これから世に出てくるであろう彼らの作品に今後も注目していきたい。
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