劇場公開日 2019年8月3日

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「無名な人だけ故に過大評価になりがち」メランコリック 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0無名な人だけ故に過大評価になりがち

2020年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

興奮

風呂屋で殺し屋が連続殺人
ありそうでなかった

銭湯が主な舞台だがお色気全く無し

某県庁所在地の小劇場で別の映画を見に行こうとしたときこの映画のポスターが目に飛び込んできた
設定は面白そうだが誰1人知っている人がいなかった
好きな監督好きな脚本家好きな役者が出ていないと映画館でお金を出して観る気にはなれない
500円ならいいがちゃんとした商業映画と同じ値段じゃ納得できない

あくまで好みだが石井裕也とか上田慎一郎のようなキラリと光るものは感じとれなかった
メランコリックは六等星のようなとても淡い光だ

田中を殺そうという流れから俄然面白くなりワクワクしてきた
パヨクは大嫌いだが自分は保守ではなく左側の人間なんだなと再確認した

インディーズにはインディーズの良さがあるがしょせんインディーズであり主流にはなれない
映画は娯楽であり商業映画は今も昔もこれからもそれなりの著名な俳優は欠かせない
海外だって主流はそうじゃないか
あるいは有名作品のリメイクだったり有名キャラクターの実写映画だったり
『カメラを止めるな』みたいに口コミで話題になりお客さんが入ったのだろう
そのほとんどがいわゆるミーハーだし根付かない
上田作品は好きだが『カメラを止めるな』以外はいつもガラガラだ(悲しい)
第二の『カメラを止めるな』なんて呼び方やめろ九州のバースみたいじゃないか
有名俳優が出ていても海外で高く評価される映画はいくらでもあるのに意識高い系は無名な俳優だけの映画がヒットすることに喜びを感じるようだ
日本の有名芸能人に何かしら妬みとか恨みがあるのだろうか
「ハズキルーペ大好き」と言っただけで1億円近いギャラを貰えるのだから羨む気持ちはわからないではないが
ネット社会の世の中でポスターのデザインだけを見て映画を観るか観ようか決める人はかなりの少数派だろう
いくら人口が減っているからといって日本人が楽しむことより海外受けを狙うようなあちら側に寄せた映画ばかり作られたんじゃたまったもんじゃ無い
海外出羽守大嫌い

野川新栄