「虐待の連鎖、断ち切れる者と連鎖する者」虐待の証明 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
虐待の連鎖、断ち切れる者と連鎖する者
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日本でも児童虐待やネグレクトなどニュースになるけど、助けられず殺されてしまう子供達の中には、保護はされても親元に返され結局、、、今作のジウンも自分で助けを求めても助けてもらえない、戻されてしまう。虐待をする側の親がそばにいるところで子供にこの傷は?と聞く警官はアホか😤映画の中の話とはわかっていても腹が立つ。子供が転んだと言ったから事件性はない、としたいのか、傷を観ればわかるはずなのに、見逃そうとする警官も同罪だ。
主人公のサンアは子供の頃に虐待を受けていて、ジウンをなんとか助けたいと必死になる。自分で育てる覚悟で連れ出そうとする。虐待容疑でやっと逮捕された父親は、働きもせずゲームばかりの毎日で我が子を殴る蹴る、首を絞める。尋問の際の言葉「でも死んでないだろ?俺だってこうして生きてる」この男も虐待を受けていた。
虐待は連鎖する、と言われる事もあって、実際に虐待を受けて育った人が自分も虐待してしまうのではないかと悩む、とドキュメンタリーなど見る事もあるが、連鎖する人もいれば、きちんと断ち切れて愛情を注ぐことができる人も勿論いる。この差はいったいどこにあるんだろう。
韓国映画、たまにハズレもあるけど、やっぱり迫力あって面白い。役者も上手いなぁと思う。名前がわからないのだけど、ジャンソプのお姉さん役の女優さん、度々見かけるけど(なんの映画だったのかも思い出せないけど)毎回脇役だけどいい味だしてますね。
最後はジャンソプとお姉さんの家で過ごして、学校にも通い、笑顔のジウンを観て、少し救われた。
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