劇場公開日 2019年5月10日

  • 予告編を見る

「濡れにぞヌレエフ」ホワイト・クロウ 伝説のダンサー 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0濡れにぞヌレエフ

2019年5月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ヌレエフ氏には大昔にケン・ラッセルの映画で出会っているはずだが、ほとんど覚えていない。
こういう実在のアーチストを描いた映画でいつも気になるのは、演じている役者がどこまでそのパフォーマンスに迫れているのかということ。この映画では実際のバレエダンサーが演じているということなので、もちろん技術は確かなのだろうけど、それでも天才と言われたダンサーの特質をそう簡単に再現できるものではないと思う。ま、私自身はヌレエフのダンスにまるで無知なので、どこがどう違うとも言えないのだが。天才歌手とか天才ピアニストとかを扱った映画でも然り。先に話題になったクイーンの映画みたいに元の音源を使えばその点はうまく逃げられる塩梅になる。
この映画に関して言えば、それほどダンスシーンが多いわけでもないので、ただ天才肌の人間というのはいけすかない性格が多いのかなという印象の方が強かった。
「ルナ・パパ」「ツバル」で大ファンになったチュルパン・ハマートヴァが出ていたとは!途中まったく気づかず、エンドクレジットを見て初めて知った次第。やはりかつての面影とは…。

コメントする
梨剥く侍