「ドラマティックホラームービー?」翳りゆく父 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマティックホラームービー?
31st TIFF コンペティション
個人的にはこれはホラー映画だとは思わない。でも、監督自らこれはホラーだと断言していたので、ドラマティックホラーとでも勝手に銘打っておこう。
ホラーだとすると、ずいぶん思わせぶりが過ぎないかと思わないでもないけれど、基本ホラーが苦手な自分にとっては丁度よかった(?)気がする。
自分としては悲しいドラマとしか思えなかった。小さな命が逞しく生き抜いていくその様に、深く心が揺さぶられた。
物語が終わると、深い悲しみが余韻のごとくずーっと心に残っていた。
エンドロールもなかなか秀逸で、女性監督らしい素敵なものだった。こう言うと女性蔑視のように捉えられるのだろうけれど、男性監督にはあんなオシャレなエンドは考えつかないはず、勝手に断言。
ホラーだとは思っていない自分は、この映画、非常に素晴らしいと思います。
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