「邦題がしっくりくる」アマンダと僕 kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題がしっくりくる
登場人物が最初、分かりづらい
僕(ダヴィッド)・・・アマンダの叔父
アマンダ・・・「僕」の姪
サンドリーヌ・・・「僕」の姉、アマンダの母
レナ・・・「僕」の恋人
ここまでは何とか・・・・
アリソン・・・「僕」(とサンドリーヌ)の母
モード・・・「僕」の叔母(父の妹)
「僕」の友人の名は失念
サンドリーヌの恋人の名は失念(実際に登場しないような)
話としては、姉がテロで殺され、代わりに「僕」がアマンダの後見人になると言う、単純なものだが・・・
普段の日常がテロによって一変するとのが、フランスだとありがち(日本でも地下鉄サリンなど、凄惨な事件があって平和でもないが)。
「僕」は公園等の木の剪定、アパートの管理人(他国観光客の民泊がメイン)
楽しい日常から、一変、テロによって姉が死亡し・・・恋人も去ろうとしている・・・と言う展開。
「僕」の日常は、フリーターぽい生活なので、日々変化あり。
生活基盤に安定感がないものの、日々の暮らしには困らない模様。
日本で言うところの民泊などもあって、さすが観光に関しても日本より進んでいそう?
起承転結の起伏は少なく、「僕」が姪の後見人になる決意の過程も曖昧、終わりも唐突な印象も否めないが(そこが仏映画の良いところ?)、殊更、感動の押し売り的な部分は少なく、上映館が少ないのが惜しまれる。
説明的なシーンや台詞が少ないのは、さすが映画発祥の地?
その辺り、くどくどしい邦画でも見習ってほしいものだ。
また、パリの日常的風景が随所にあって、興味があれば見どころになるかも。
車道を自転車が堂々と走る様は、道路が広いからなのか、単なる演出か、日本では見られない風景にも思える。
最初、自転車に乗る姉がクルマに轢かれるのか?とさえ思った。
(日本で車道の真ん中を自転車が・・・は、ありえない)
原題は「アマンダ」のみだが、内容としては邦題のほうがしっくりくると思う。