「これは良作」家族のレシピ あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
これは良作
目当ての映画が満席だったのでふと入ったのだが、思わぬ良作だった。
ラーメン屋を営む主人公が、料理人だった父の死をきっかけに母のルーツを求めてシンガポールに渡るストーリー。
肉骨茶などの料理を扱いながらも、その奥には戦争の傷跡という重厚な主題が潜む。 終盤の祖母との場面は泣けたなぁ。
斎藤工が最高。松田聖子も良かった。
確かに、シンガポール観光とか某ラーメンチェーンの宣伝が垣間見える。でもそんなのは映画の本質じゃなく、この映画の価値を落としてなどいない。
こういう映画に出会えるから、映画好きはやめられない。
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