「金木の見事なやられっぷり」東京喰種 トーキョーグール【S】 クロさんの映画レビュー(感想・評価)
金木の見事なやられっぷり
まず冒頭の前作の紹介の仕方が新しい
作品は始まってるのに邪魔しないで
前作を振り返ってる。
ニシキを助ける金木が筋肉質で運動能力に
長けてる窪田正孝さんだからこその
アクションで最高にカッコイイ。
月山にやられながらも、キミを助けようとするニシキ。人間と喰種の2人のお互いを思いやる気持ちに感動。
月山の金木に対する執着が凄い
変態に見えるのは月山ならではの
こだわりルールがあるからだと感じた
食べ方にもこだわる辺りが
気品溢れる月山らしい。
普段からポテトチップスも
お皿に写して食べるという松田翔太さんだからこそ表現出来た月山だと思った。
ニシキに人肉を持って来るという所の
「肉」を持って来られるかもの
肉というセリフが「あれ」になったのは
窪田さんが金木は肉とは言わないのではと
言ったから「あれ」に変わったと
監督がインタビューで話してたけど
確かに肉と言ったら随分と喰種よりの
金木の印象になってしまうので
肉と言わなかった事で人間らしい
心と感情のある金木になっていて
窪田さんが金木で良かったです。
トーカと金木で月山に向かって行くのは
窪田さんと山本舞香さんが
運動能力に優れてるからこその
コンビネーションアクション。
空手をやっていたと言う山本さんの
アクションも良かった。
トーカの赫子が前作より美しい
金木が月山に骨を折られるシーンとか
ホントに折られてるのではと思う程
痛々しい表情、動き見事なやられっぷりで
月山の強さを表現していて
同業の俳優女優から窪田さんの演技を
見て研究すると言わしめる程
相手を引き立てて作品を活かす
窪田さんならでは素晴らしい演技。
エンドロールでメインキャストの
名前が出た後に突然本編の続きの映像が
始まるので、エンドロール始まったからと
席を立って出て行ってしまうと、
非常に勿体ない。
このシーンでピエロの仮面を取って
新田真剣佑が顔を出します。
そしてエンドロール真剣佑から
再開するという
新しくて何とも斬新な終わり方でした。
演出も含め、映像も前作より綺麗で
俳優陣も素晴らしく最高でした。
是非、続編も制作して欲しいです。