グリーンブックのレビュー・感想・評価
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居場所を見つける
ストレスフリー
表に立つ勇気
単純に「黒人」だけでなくて、貧富(トニーの名前に関して)や、イタリア系アメリカ人としての差別といった、多方面からの差別にもクローズアップされているように見受けられた。
『それでも夜は明ける』などといった当時のアメリカ南部の深刻な差別問題をピックアップした作品はいくつかあるが、グリーンブックは問題を提起しながらも、面白おかしく明るい気持ちで見ることが出来た。これで実話なのだから驚き。
知的で高貴な白人×学がないが人懐こい黒人コンビのパターンがデフォルトの中、真逆の掛け合わせでなんとも新鮮でユニークだった。
「白人の救世主」としての賛否両論はあるみたいだが、個人的には、先駆的に自らが表に出る事を決めたのはドンであり、結果的に差別という敵に2人で挑み、旅の中でお互いを理解し、周囲の仲間に受け入れられたのだから、最強の2人だったから成し遂げられたのだと思う。
布袋が黒く塗ってるのかと思った。
面白くない。だからアカデミー賞。
フライドチキンとウイスキー
映画『最強の2人』が好きなら絶対好きだと思うな
グリーンブック
人種差別の闇を描きながらもホッコリさせてくれる作品。
差別は良くない。そんな一言では片付けられない問題。
見たいと思っていながら、少し忘れてしまって、思い出してDVDで見て、あぁ、本当にいい映画だなと思った。
南部での黒人での差別は、この当時だから、ここまで酷いのか、今も残っているのか、正直、勉強不足でわかっていない。
でも、これが、60年位前の話だとしたら、レストランやホテルでここまでの差別は減ってきていたとしても、まるで一つの慣習のように今も残っているんだと思う。
確かに日本人は、アメリカの黒人差別については、疎いと思うし、今、トランプが煽動するアメリカの分断が、南北戦争にまで遡った 根深いものなことを表面的にしか見れていないと思う。
この映画を称賛するアメリカの白人もドクター・シャリーのピアノを聴きにくる観客となんら変わらないのかもしれない。
人種差別は良くないと思うことは、ものすごく必要だと思う。
でも、日本にその差別をする気持ちがないかというと、同じように韓国や中国の人に感じている部分があると思う。
私自身も韓流ドラマやK-POPに対して、今まで、そんなに興味がなかったし、あまり見たいと思っていなかった。
それは、心のどこかでなんとなく受け入れられない差別のような気持ちがあったと思う。
それは韓国の政治家の日本に対しての発言や行動、歴史に対してのお互いの歩み寄りのなさを見るうちに、そのことに蓋をするように拒否反応を感じてしまっていたように思う。
でもこのコロナの巣ごもりの中で、ついに見てしまった「愛の不時着」にはまり、2日で一気見したり、
YouTubeでBTSのDynamiteのキレッキレのダンスを見て、イケメンぷりにハマったりして、
今まで私は、なんでそんなに受け入れてなかったのかなと、
私の中にある偏見と差別がこんなに近くていい人たちを拒否していたことをもったいなく思った。
この映画の中でも白人のトニーは、最初は黒人の作業員が飲んだグラスを捨ててしまうくらい、受け入れていなかったものを
ドクター・シャーリーと出会い、彼と一緒に旅をし、彼のピアノを聴くうちに黒人としてみるのではなく、シャーリーという一人の人間を好きになっていったんだと思う。
差別をなくすっていうことは、すごく難しいことなんだと思う。
人間はどこかで、誰かを自分よりも下に見ることで、自分のことを守ったり、自分たちの仲間意識を強めたりする感情が、埋め込まれているのかもしれない。
だからこそ、そこにその人の肌の色や国籍を見るのではなく、音楽や映画や芸術や食べ物や、同じように一緒にいいものはいいと感じられる気持ちを持って、
ひとくくりに考えるのではなく、その中の一人でもいいから、好きになれる人を見つけることの方が、ずっと近くに感じられるんじゃないか。
そんなふうに思った映画だった。
暖かい映画だった
最高の映画の一つです
いつまでも語り継がれる作品って、ありますよね。
昔は金曜ロードショーだとか、そういうので何回も放映されると、
「あ、この作品か」となったものですが、
最近はもっぱら、Netflixだとか、Amazonプライムビデオだとか、
そういうサービスがあるおかげで、映画飽食の時代が来ていると思います。
そして、そのせいか、
「DVD(blue-ray)が発売される!」だとか、「テレビ放映される!」といった、
映画館で見た自分の気に入った映画がもう一度見られる喜び、
そういったものも目減りしているように感じてしまう昨今です。
見ようと思えばいつでもどこでも見れてしまうせいで、どんな名作でもすぐ消費され、
一瞬話題となっては、数ある映画のうちにいつの間にか埋もれてしまう。
でも、この作品は、そんな風潮を飛び越えて、
いつまでも映画史に残るだろう、色あせないだろうと思える、そういう傑作ではないでしょうか。
内容は黒人差別を題材にした、実話をもとにしたヒューマンドラマです。
脚本、映像、演技、音楽、編集、全ての要素が高水準でまとまっており、
稚拙な表現ですが、すごい面白い、です。
たとえ映画をあまり見たことがない人であってもそう思えるはずです。
是非、一度視聴することをおすすめします。
グリーンブック(差別は人の心の問題)
『クリーンブック』という題がこの映画にぴったりだと思った。これは基本的人権を奪う(奪った)ひどい人種差別のなかでどう有色人種はサバイブするかのきまり一例。差別の中での数多くの決まり。白人は知らなくても有色人種の中では暗黙了解の規則。だから、当時、ドンシェリーも差別を受けた時どう行動するかを知っていて、差別されても立ち向かわない。オレゴン州のグリーンブックを調べてみたが、ホテル、レストランを混ぜて5件ぐらいしかない。こんな少なければ、どうやって当時の有色人種は旅したのだろう。もちろん旅する人は少なかったんだろう。YMCAは当時から寛大でクリーブンクのなかでリストに入っている。(だから、ドンシェリーはジョージア州のマルコンで白人男性と二人でプールのシャワー室にいられた。)
ここでは黒人、有色人種が差別されているのを差別を受けていない白人の目からでは気づかないことがおおい。でも1960年代に、主役トニーは黒人のドンシェリーとペンシルバニア州のピッツバーグから二ヶ月間車で旅をしていて黒人がいかに理不尽な扱いを受けているか気づく。北のオハイオ州、ペンシルバニア州では二人はホテルに泊まるにも、レストランで食事をするのにも一緒にできる。
ノースキャロライナ州では給仕はドンシャリーに外のトイレを使えという。ジョージア州ではスーツを試着したくてもまず先に買わなければならないと。当時、南ではこのように次から次へと日常茶飯事に繰り広げられる当たり前として扱われる差別。黒人でも白人でもこの当たり前の差別に疑問や問題意識をを持たなくなると怖い。でも、ドンシェリーはトニーの影響で最後に差別に立ち向かいコンサートをキャンセルしたと私は思う。
https://www.youtube.com/watch?v=PrxIM7-VWJ0 ドンシャーリー(ガーシュイン)Youtubeからですが、問題があれば指摘してください。
しまった!ちゃんと映画館でみたらよかった
暴力は敗北、品位を保つ事で勝利を得る
この言葉が印象的でした。ずっと我慢に我慢を重ね生きて来た。
信念を貫き決してブレないドクターシャーリー
人種差別がテーマですが、コメディ伝記というだけあって明るい映画でした。
最後は綺麗にまとまって、皆笑顔のハッピーエンド!
良い映画観たなぁと久しぶりに嬉しくなりました。
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