劇場公開日 2019年3月1日

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「食べてるシーン必見」グリーンブック 角煮とまとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5食べてるシーン必見

2019年3月3日
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PV見て、これは!?と惹かれました。
ヴィゴとアリはさすがの演技。
特にヴィゴの演技はすごいですね。
陽気でちょっと人情味あるガサツな用心棒。
愛すべきキャラクターを上手く演じられてました。
あと増量がすごかった…腹…。

演者は上手いのですが、ストーリーが中途半端…。
言いたいことは分からなくないのですが、ハリウッドらしからぬハイコンテクストさ。
要は行間を読めといった感じで、差別問題などに対して明確な回答を出せてない。
そのせいでアリ演じるシャーリーのキャラが浮ついてます。
誰向けに作品作ったんだろう…。
日本映画じゃないんだからさ…。

ハリウッド映画の良い点は、その明確な回答を作中で語ってくれる点だと思います。
日本映画はその逆で、あまり明確に語らない代わりに、行間読ませる傾向にあって、観客に楽させてくれない。
この作品はどちらでもなく半端。
見終わった後に???がすごかった。
サイドの出来が良かっただけに、メインが力不足でした。

角煮とまと
bassmanさんのコメント
2019年4月7日

それにしても角煮とまとさんのは本当に冷静な眼をお持ちだと感じます。
さすが『ボヘミアン・ラプソディ』のレビューから意図を汲み取ってくださった方です!あのコメントには救われました。
しばらく映画.comから離れてしまうのでお礼を申し上げたいと思います。

bassman
bassmanさんのコメント
2019年4月7日

人種差別への問題提議がされていない感じがありますね。個人的にその点では『ブラッククランズマン』のほうが優れていたと思います。
今回のアカデミー賞は変化を大人しい作品ばかり選んだと言われているのも理解できるような…。

bassman