「差別を知るために」グリーンブック awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)
差別を知るために
1960年代、黒人とアメリカ横断の旅。
バディ物語として、差別を考える物語として面白い!題材は重いがコメディであり、映画館では笑い声が何度も上がっていた。主人公2人、最初はどっちも鼻に付くとこあるのに、いつのまにか大好きになってしまったなあ。形は違えど2人とも社会的弱者として、理解しあっていくのが心地よかった。
悔しいのは自分が英語圏外であること。微妙なイントネーションとか背景とか、知っていれば見方も変わったんだろう。
アカデミー賞作品賞を受賞したが、米国内では批判も多いとか。その理由は、白人が黒人を導く立場として描かれていることらしい。差別者からして、気持ちいい映画になっていると。単純に面白い!と思ってしまったが、そのような反応が出る事に、米国、そして世界の抱える差別問題の根深さを考えるきっかけとなった。
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