「コメディと感動のバランスが絶妙」グリーンブック みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディと感動のバランスが絶妙
基本的にはコメディだと思う。
トニーはひたすら食べ、ひたすらしゃべる。
反対にドクはずっと黙り、さらにトニーの言動を正す。
類似作品で言えば、「ミッドナイトラン」や「サイドウェイ」あたりだろうか。本作はさらに人種差別を突きつける。
ドクは紳士服店で、レストランで、警察署で、あからさまな差別を受ける。
こうした差別が「過去のこと」と言えるのだろうか?
アフリカ系は、白人よりずっと多く職務質問を受けるらしいぞ。
クルマを運転すると、ほぼ毎日のように免許証と登録証を見せろ、と言われる、と。
日本に住む日本人の私には、彼らの苦悩は分からない。
でも、こうした苦悩を抱える人がいることを、自分の子供には伝えたい。子供に見せたい映画の1本にまた素敵な映画が加わった。
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