劇場公開日 2018年11月17日

  • 予告編を見る

「典型的なスポ根ドラマに南北分断の隠し味。安定の涙腺シャワー。」プロミス 氷上の女神たち ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0典型的なスポ根ドラマに南北分断の隠し味。安定の涙腺シャワー。

2025年5月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

興奮

韓国初の女子アイスホッケー代表チームは、未経験者の素人だらけだった!?
(゜o゜)?
典型的なスポ根ドラマの題材に、南北分断の隠し味を混ぜれば、
お涙頂戴感動映画の一丁出来上がりってなストーリーで、
そんなありきたりな話で、泣くわけないっしょ!
┐(´д`)┌ベタダネ
と、ハスに構えても、大体100分経過付近で涙腺シャワーの垂れ流しは確定。
(´Д⊂ヽ

序盤のコメディ調は、安定のオ・ダルス演じるダメ監督が物語の導線を引き、
練習や合宿を描きつつ主要人物の個性、キャラクターを説明していく前半部分。

後半はアジア大会のくだり。
氷上の格闘技と言われる激しいフィジカルコンタクトや、
感情爆発させる乱闘シーンで、没入感を深めていく演出。

終盤は、ヒロインの脱北者であるジウォンの、北に置き去りにしてきた妹との、ヒューマンドラマの伏線回収に軸足を置く展開。

最大の見せ場は、ラストの北朝鮮戦。手に汗握る展開でまさかの意外な仕掛け演出が待っている。
ベタだねえ。でも泣いちゃうんだね〜。
(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

やっぱしスポーツは単純でわかりやすくていいよねって感じ。
(・∀・)イイネ!!

残念な点をあげるなら、ド素人が1回合宿しただけでそこまで強くなるわけね〜だろ、
って急成長展開になる所。
ちょうど折り返し60分後半から大会が始まるので、
前半60分だけだと、主要キャラクターの深堀り不足や、個性の説明不足の雑さが、浮き彫りになる。
映画よりもドラマ向きな話だ。

それでも一定以上の満足感があるのは、
アイスホッケーというスポーツ種目の「題材自体が面白すぎるから」だろう。
試合シーンの迫力だけで見応えたっぷり。

スポーツ大会で即席チームのアイスホッケーを観ようとはなかなか思わないが、
選手のキャラや性格を知ってるだけで、これだけ気になるし、観たくなるわけで、
そこは映画向きかなと思った。

頑張ってる人が必死に勝利に向かい躍動する姿は、
やっぱし心が震えるんだなあ。
( ´ー`)y-~~

ソビエト蓮舫
PR U-NEXTで本編を観る