ザ・ミストのレビュー・感想・評価
全27件中、1~20件目を表示
物理法則無視のご都合主義
物理法則流体力学無視の毒霧にあ然。が
毒霧自体が意思を持つ生物なら、話は別。
致死量の設定が曖昧。
感情移入する以前に以上の事が気になり
エンディングを迎えた。
爺さん婆さん、最後のシーン、タイタニ
ックのもろパクリ
スティーブン・キング原作、ダボラン監督の『ミスト』のリメイクかと思...
スティーブン・キング原作、ダボラン監督の『ミスト』のリメイクかと思ったが、全く別の映画だった。
皆様の評価が良くないけど、思ったより、楽しめた。
オルガ・キュリレンコ出演。
タイトルに釣られて。パチもんかな?と思いきや、かなり面白かったです。
“ザ”が余計に付いただけでしょ?なんか怪しい…と訝しがりながらも、最後まで観ました。
ところがどっこい大作!ほんまもんの『ミスト』にも負けず劣らずの佳作でした。
それはちょっと言い過ぎかも。でも、決してしょーもないパチもんではなかったです。はい。
そもそもがね、霧の正体が何なのか、一切説明がないところがよかったの。
こういう不条理系スリラーって、謎解きしちゃうと、途端に面白くなくなるの。
批判覚悟で書くんですが『進撃の巨人』 あれね、巨人の謎解きし始めてから、白けてしまったの。私は。
「謎は謎のまんまの方がええんとちゃうのんか!」って思って。えっ、そんなの思ってるのって私だけ?
古くは、私の好きな『ザ・チャイルド』だとか。古典的名作と言っても過言じゃない『ゾンビ』だとかさ。『ミスト』でも、そう。
なんでそうなったのかが、謎のまんまだからよかったの。
「なんで、そんなんなったん?なんでなん?」という不条理って怖いじゃないですか。
原因が???だから解決のしようがないもん。何も太刀打ちできないもん。
霧に包まれた街の風景が、とても綺麗だったんですね。見慣れない俯瞰のシーンが斬新でした。
ラストはね、なんで娘が助かったんかが、本当に???だったんだけれど。そもそもが謎だらけなのに、そこに説明求るのは野暮ってもんです。
珍しく両親の離婚話じゃなかったしさ。フラグも立ってなかったのにドラマチックに奥さんと辛い死別を描くとか。老夫婦のくだりも泣けたしさ。
めでたくハッピーエンドのラストかと思いきや、まだ最後の仕掛けが用意されていたのね。
理由は???なままなんですが、外気でもへっちゃらな娘たちと立場が逆転してしまったってオチ、嫌いじゃなかったです。
ってか、ママさん結局無駄死にだったってこと?パパさんの奮闘も、丸っきり無駄骨折りだったってこと?
なら、これってまんま『ミスト』のオチとおんなじじゃん。
パクりとまでは言わないけれど、着想は得たんだろうなぁ、きっと。
観終えてみれば、結果オーライのグッジョブ映画でした。
犬や元警官のエピソードが余計だったかな?と思ったけれど、本作は90分という理想的な尺だったのね。
省くと短くなりすぎか。
こちらで皆さんのレビューをちょこっと拝読したんですが。イマイチ…という方々、結構いらっしゃるんですね。
平均点も芳しくないし。
一方の私。前回の『ドリームプラン』を酷評したりさ。
ほんまに映画見る目があるんやろか?と、かなり不安になってきました。
説得力皆無のクソ映画
出だしはいいんだわ。謎の霧に包まれて、これからどうなる……というね。
でもそこからが滅茶苦茶。なんの展開もなくぐだぐだするだけ。
設定も適当の極地。バイクが走れる>つまり酸素はあり、人が死ぬのは酸欠窒息でなく霧中の毒物のためとわかる。なのになぜか犬は死なず、元気で走り回ってる。ただ単に犬に襲わせたかっただけ。「まあいいやその辺の整合性は」ってぶん投げたクソ脚本。
脚本・演出も酷い。この設定だったらもっと色々ネタ作れただろという無能の極地。
オチ自体は面白いんだわ。でもこのオチはショートショートで使うなら輝くネタで、90分も観る映画の最後がこれでは観客総立ちでブーイングもの。
カメラワークとかは割といいのに、脚本が全てを台無しにした失敗作ってとこ。観てはならぬwww
突如としてあらわれた霧
パリの地下かからガスが湧いてきて吸った人たちがバッタバッタと倒れていく
映画なんですが明らかに動物(犬)がしんでいなきゃおかしいところから
犬が走って主人公を追いかけてくるシーンは謎でしかなかった
あと主人公がガスを奪ったりあんまり正当性を感じない行動をしてしまうので
見ていてあまりいい感じの映画ではない
スティーヴン・キングは関係なし
地震と共にやって来た正体不明の霧。霧と言っても茶色っぽい砂嵐の様な物で、「ミスト」のそれとは少し違う恐怖感がある。街にやって来るシーンは中々の迫力だが、来てしまってからは静かなものであり、街全体を覆うそれに翻弄される人々を中心とした物語となっていた。
「007」のボンドガール、オルガ・キュリレンコが、娘を救うべく奮闘する夫婦の一役を担っている。夫婦の娘は外気に触れると死んでしまうという呼吸器系の疾患を患っており、巨大な人口ポッドの中で生活をしているのである。このポッドが何かの役に立つだろうとは予想していたが、まさかのオチには感無量だった。
霧の正体は分からず、複数発生する二次災害が渦巻く混沌とした世界となり、非常時の人々がいかに凶暴な存在になるのかを丁寧に描いている。ストーリー自体に大きな魅力は無いが、不気味な展開と皮肉とも取れるラストシーンはかなり好みである。大作で外れを引いた際にはいい口直しになるだろう。
長年の期待がはずれた
数年前に他の作品の上映前宣伝で知り、キュリレンコ目当てでジオストーム的な作品かと思い、鑑賞予定であったが、大変非常にタイトな上映スケジュールであったため見逃し。
偶然primeで発見し、念願かなったのだが。
古い街にしかみえないパリ
地味なキュリレンコ
他の同じ出演者が繰り返し出てくるだけの退屈な作品
逆に5人でよく保たせたな。
ラストは少しビックリだけど、そのための振りが最初から延々とあったわけで、もう少し魅せる展開にしてくれないとなー、って感じです。
上映スケジュールがタイトだったのも、わかるわ。
パニック作品だけど静かな映画。実は深い映画だと思う。
スティーブン・キングのミストと勘違いして観たのですが、これは大当たりでした。考えさせられた映画ランキングとしてはかなり上位です。
作品自体は地味ですが、暗示に満ちていて面白いです。いろいろな見方ができるのかもしれませんが、インターネット社会へ本格的に変わろうとしている昨今の世代差・性質差などによる順応性の深刻な差異を暗示しているように感じました。正体が分からず全体像は見えず人によっては即死するほどに受け入れられない霧はサイバーに似ています。
生命維持装置であるカプセルから出られなくても狂うこともなくおとなしく成長している子供たちの姿は(オンラインで友達と会話。恋心も知る)、ここ10年は現実でもよく見る光景で、映画の子供のように病気ではないもののスマホ片手にいつまでもベッドにいる子供たち(大人もそういう人が多いですよね)の姿を彷彿とさせました。映画の子供たちはあくまでも病気でカプセルの中にいるので現実世界とは違いますが。
「このままだと警察や医者や電気技師も全部いなくなる」という夫婦の会話がありましたが、死の霧によってほとんどのパリ市民が死んでいるなかで特にそうした組織が無くなることを危惧するというのもパニック映画としては突飛ですがリアリティがありました。
日本では(失礼、またリアルトークです)政治やマスコミがオンラインによって経験がないほどの軽薄さを帯びてきていますが、今まで積み重ねた社会システムが無くなる危機を迎えているのは映画と同じで、社会のシステムが崩れると当然社会システムに身を委ねることもできなくなるので、環境に順応して生き残れるタイプの子供たちは世界を1から作り直す必要があるわけです。その新しい力とされるものがもしもカプセルの中にいても(現実世界ではベッドに寝ているだけでも)発狂しないような性質に寄りかかるものならばちょっと恐ろしい行く末になりそうだなぁと思ったりしました。
映画冒頭で、呼吸器をつけた高齢者が「もっと酷い時代を生きてきたんだ」と自分を励ますように言いますが、アメリカの元防衛庁長官が書いたサイバー戦争の本の「戦争中の方がはるかにマシだと思えるような酷い時代(影で戦争以上に人が死んでいる)が来るかもしれない/来ている」という言葉を思い出してしまいました。今のこの早急な進化については、新人類・新しい時代・新しい価値観という、時代がリニューアルする際に「従来使われるスローガン」に当てはめるには、若干、若年層からして消え過ぎですね。死人の数が多すぎる。また適応できる人と死ぬ人の性質差を考えると必ずしも前向きな進化ではないかもしれません。
すみません。
ついつい映画と現実世界と混ぜて感想書いてしまいました。
サイバー問題は核問題以上にどうにもならない問題なので話題にすると頭がおかしい人になるので(なんかじゅうぶん頭がおかしい人っぽい気がする飛躍した感想ですが^^;)話しづらいんですけどこの映画はサイバー問題に当てはめると大体の駒やセリフが腑に落ちる気がしたので、書いちゃいました。でも映画はもちろんメルヒェンですよ。単なる暗示を楽しむもの。
観たことない人はぜひ観てみてください。こんな見方もあるよってことで。パニックにも近未来にも振り切れていない分ダサさがあってそのダサさが妙にリアルでした。不思議とあとを引きます。
あっちの映画に比べると地味やね。 もう観ないかなぁ...
変なクリーチャーとか出てこないし。
ただ単に、変なモクモクが近づいてくる、ってだけ。
まぁ、最後のどんでん返しは、あぁ、なるほどねェ~、と思った。
その程度。
見終わった後から考えて納得する映画
観ている時は、他のレビューでも書かれている通り、スケールが小さいように感じたり、主人公である両親のドジにもどかしさを感じていました。最後のオチにも「なんだそりゃ!」と思いました。
あの両親はずっと娘のために必死で病院を探したり、地震が発生した後もずっと娘のために必死で酸素を探したりバッテリーを変えたり防護服をとりに行ったりしていたのに、
実際は娘には必要なかった。
災害が発生した後娘が生き延びるために必死でやっていたことは全く必要ないことだったのに、それに気づかず父親は怪我をし、母親は亡くなってしまう。
その展開を頭の中で反芻していた時、ふと思いました。
これはヘリコプターペアレントへの皮肉なんじゃないか。
この映画では、ミストが発生した原因やミストの成分が何なのかということに一切触れていません。
つまり自然災害の恐ろしさを伝えたいわけでも、温暖化防止を訴えたいわけでもない。
ただ自分たちが「この子は私たちがなんとかしなければ生きていけない」と思っていた娘が、全く親の力を必要とせず、平気で生きていけている。
ラストはそのことを痛烈に感じさせるように仕上げています。
そう考えると、その制作側の狙いをストーリーが展開する中で、観る側に気づかせずに作ったということに、この映画の力を感じました。
そして、もう一つ観た後から考えると、むしろ良いと思えた点は、父親がこの災害直下でスーパーヒーローのようになってないところです。
実際、こんな恐ろしい災害が起きた時、一般市民ができることなんてたかが知れてます。
焦りと恐ろしさで頭が回らなくなるのは当たり前。ハリウッドのような、何故かダメなパパが突然スーパーヒーロー並みの動きをする方がやっぱり変です。
砂嵐かと思った。
マンション2階にある住居に巨大なカプセル。2週間かかったとは言ってたが、どうやって入れたのか?とずっと考えてしまった。そのカプセル内ではサラがテレビ電話で病気仲間たちと話している。ちょっと近未来な設定。パリの街中が濃霧に覆われ、ほぼ5階部分までは人類が死に絶えたようなディザスター。
マチューとアナはサラのために、医療器会社でレンタルしてる防護服を取りに行こうと軍隊からもらった酸素ボンベで街を進む。普通の人なら高台に逃げるまでのストーリーだが、娘の生命維持のために苦労するサバイバルサスペンスでもあるのだ。
犬が何匹かは平気だったみたいだし、カプセルという設定自体にオチがありそうな雰囲気ぷんぷん。階下の呼吸器着けた爺さんの酸素ボンベを奪ったりとか、警官を一人殺してしまったという罪悪感を感じる間もなく、ようやくサラのもとに辿り着くマチュー。妻アナは死んでしまい、最上階の老人も覚悟ができたようだった。と、意外な結末。免疫なんちゃらの病気は濃霧に耐性のある病気だったりするのだが、最後にはサラの入ってたカプセルに入れられて助かるマチュー。皮肉なもんだと、笑えないところがブラック。
盛り上がりには欠けるが、ラストシーンが心に残る
フランスのSFスリラー。突然、地震が起こって、毒素のある霧が人間を襲ってくる話。
最初は霧が津波のように襲ってきたのですが、一旦、広がってしまうと、ある一定の高さを超えることなく、静かなものでした。
問題は、カプセルの中でしか生きられない免疫不全のような病気をかかえた少女をどうやって救うかということで、両親がパニックの中を酸素ボンベを付けて奮闘します。有毒な霧にやられる以前に、次々と二次災害に襲われるのですが(野犬に追いかけられたり、火時にあったり、川に落ちたり……)、問題が起きている範囲は非常に狭く、そのわりには、霧についての説明もなく、少女の病気の詳しいこともわからないまま。人間を襲ってきた野犬はあんなに元気なのに、別の犬は何故死んでしまったのか。「謎」はいっぱいあったのですが、面白くない映画だとも言い切れず、最後まで退屈することなく観ました。
エンディングは、筒井康隆の短編SFか星新一のショートショートのようで、私はわりと好きでした。心の中でちょっとクスリと笑ってしまいました。
世にも奇妙な物語
死の霧に街が包まれるという設定が面白そうだったので観ました。
このようなサバイバル・パニックものだと、食料の調達だとか暴徒からの逃亡だとかが定番だと思いますが、本作は病気でカブセルから出られない娘の生命維持が本筋。
非日常感は面白かったと思います。
どう考えても合理的じゃない行動ばかり取っているのは状況が状況なので正常に判断できてないという面もあると思うのですが、霧についての説明がないのでご都合主義的な部分が目に付きました。
・霧は3階以上には上がってこない(重いのかしら?)
・とにかく上がってこない(風とか吹いてないの?)
・10cmでも霧より上にいれば大丈夫
・マスクの隙間から入ってくる程度なら吸っても平気
・一部の犬には効かない、そしてその犬は凶暴化している
霧についてちゃんと説明があれば、この辺も納得して観られたかもしれません。
まぁ、世にも奇妙な物語みたいなものだと思えば、ご都合主義な部分や娘にはガスが効かない設定も含めて楽しめると思います。
見方
行動に非効率さを感じる所が多々あった。でも、それを含めて人がパニックになる様を描いてるのかなと考えればある意味リアルだったとも取れるかも知れません。
最後のシーンは父と娘の立場逆転というところから、環境の変化に適応した者、そうでない者とで悲しい末路を迎えてしまった気がします。
案外ヒトの絶滅ってこんな感じなのかもですね、、、。
フレンチらしい皮肉
タイピストと彼女は秘密の俳優さんが、お父さん。
奥さんは、キュワレンコ
この霧はなんなんや!
そして、空回りする
覚悟を決めた老夫婦の
天晴れさ!
ラストは、皮肉だな!
全27件中、1~20件目を表示