劇場公開日 2018年11月6日

「砂嵐かと思った。」ザ・ミスト kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0砂嵐かと思った。

2019年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 マンション2階にある住居に巨大なカプセル。2週間かかったとは言ってたが、どうやって入れたのか?とずっと考えてしまった。そのカプセル内ではサラがテレビ電話で病気仲間たちと話している。ちょっと近未来な設定。パリの街中が濃霧に覆われ、ほぼ5階部分までは人類が死に絶えたようなディザスター。

 マチューとアナはサラのために、医療器会社でレンタルしてる防護服を取りに行こうと軍隊からもらった酸素ボンベで街を進む。普通の人なら高台に逃げるまでのストーリーだが、娘の生命維持のために苦労するサバイバルサスペンスでもあるのだ。

 犬が何匹かは平気だったみたいだし、カプセルという設定自体にオチがありそうな雰囲気ぷんぷん。階下の呼吸器着けた爺さんの酸素ボンベを奪ったりとか、警官を一人殺してしまったという罪悪感を感じる間もなく、ようやくサラのもとに辿り着くマチュー。妻アナは死んでしまい、最上階の老人も覚悟ができたようだった。と、意外な結末。免疫なんちゃらの病気は濃霧に耐性のある病気だったりするのだが、最後にはサラの入ってたカプセルに入れられて助かるマチュー。皮肉なもんだと、笑えないところがブラック。

kossy