「泣いた、白けた、ほっこりした。」長いお別れ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いた、白けた、ほっこりした。
誰が一番好きかと聞かれたら、速攻回答、蒼井優。ホント、日本の女優さんで蒼井優が一番好き。何を見ても「この脚本、蒼井優であることを前提に、彼女のために書かれたんじゃないの?」と思わされるくらい、カメラの前で自然に話し振る舞う彼女は、すごいと思う。その対極が今回の共演者である竹内結子。何もかもが「ざーとらしい」。作り物感、ありありで、白ける事が多い。これ、あくまでも個人の感覚でしかありませんけど。蒼井優は10代の時から見てることになるけど、相変わらず可愛い。途中、変な映画が何本もあった気がするけど、今すごく良い。
縁側での山崎務と蒼井優のシーンが好き。これ芝居?演技?ホントの父娘のひと時にしか見えへんし泣かす。ここがピークだった。
介護の現実、女性が夢を叶える事の厳しさ、なんてのを上手く見せてはくれるけど。いや、そこは良いんだけれど。アメリカでのエピソード要るんか?つか、無理くりのグローバル化、英語化に、これまた速攻拒否反応。
学校もお家も研究所も日本建築じゃん。英語しゃべる役者さん、あかへんやん。Long Goodbyeと英語から攻める必然性、ないじゃん。ベタな東京物語にしなかった理由を、製作陣に聞いてみたいです。はっきり言うと、あれで感動半減、涙も乾くってもんで。
嫁不足の北海道。彼も未だ独身かなぁ。「そろそろ要る頃」。タイミング良いなぁ、って思いました。今、彼女に必要なのは君だから!
蒼井優、良かったです。去年の映画で一番ココロに残ったシーンは、浜辺でじゃれる「家族」を遠い目で見つめる樹木希林さんでした。今年は今のところ「縁側で、痴呆の父を相手に意味不明な会話をしながら涙をにじませる蒼井優」です!切なくて泣けました。ホントに良かったです。
bloodtrailさん、コメントありがとうございました。
くささんのコメントへの返答を書いていて感じましたが、bloodtrailさんのご指摘の緻密さの不足、なるほどと感じ入りました。栞の紅葉などの使い方に比べて、雑な部分が私の抱える違和感とマッチしてしまった、という面も確かにあります。腑に落ちた感のある貴重なご意見ありがとうございました。
あ、それから蒼井優さん推し‼️
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ペンギン・ハイウェイと同じくらい、彼女あってこそ、だと思いました。