「笑い泣き、泣き笑い」長いお別れ だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
笑い泣き、泣き笑い
予告通り、お父さんが痴呆になっていく話。
これだけで、ある程度はストーリーが予想できると思います。
私も母を亡くし、祖母は大往生でしたが、痴呆と延命治療の有無など経験しました。この経験は誰にでも当たり前に起こることなので、ちょっとしたシーンで涙が出ます。
さらに、家族の物語があります。
明るく淡々と当たり前のように介護しても存在も忘れられていく妻。
旦那と息子との関係に悩む長女。
仕事も恋愛も上手くいかない次女。
これもよくある当たり前の話ですが、どの目線にも共感できるので、涙が出ます。
ココ最近で最も泣けてしまいました。映画館で嗚咽寸前です。
が、、、暗い映画ではありません。
同時に、とても明るく楽しい映画でもあります。
映画館でも何度も笑い声がおきるので、ある意味コメディ要素もあると言えます。
最後のシーンにも笑いが起きました。
笑っていると急に泣けたり、泣いていると急に笑わせられたり。感情崩壊です。
とても気持ちのいい、後味のいい映画でした。
所々、昭和のの演出もありましたが、4人の俳優さんの熱演が良かった。また、セリフ無しで笑顔や手を挙げるだけで泣けてしまう演出には脱帽です。
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