「個人的には良い日本映画」長いお別れ ゆうすけさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的には良い日本映画
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泣き笑いあり、楽しめる映画でした。
原作は未読だが、一点だけどうしても腑に落ちない所がある。
物語は2011年以前に遡り始まる。
合間で何年後と出てくるから、徐々に3.11の日付に近づいて行くことが分かる。
そして遂にその日が来る。
やはり、東日本大震災に物語も触れていく。
ただ、そこに物語として大きなターニングポイントを感じられなかった。
日本人の大半が共通認識としてある大震災、多くの方が亡くなられている。
その事を扱うにはあまりにも軽く触れているように感じ、その描写事態が作品にとって蛇足となっているようで残念だった。
※監督や原作者批判とかでは無い。個人の感想です。
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グレシャムの法則さんのコメント
2019年6月2日
批判とかでは無い、としっかりと書いて
いらっしゃるのに、批判的なコメントを
寄せてゆうすけさんも同調者のように誤解させてしまったかもしれません。
お詫び申し上げます。
グレシャムの法則さんのコメント
2019年6月2日
原作において、震災は
・CNNの報道でしか地震関連の情報が得
られず、心配でたまらない長女
・認知症の新しい薬に期待して地震の状況などよりも病院に行くことが最優先事項である妻(母親)
・しかしながら、福島の製薬工場が稼働停止のため、その薬を得られなくなって落胆する
・震災という非常事態に直面した道彦の妻が、家族の絆や繋がりを改めて感じたから、復縁することになった
というように客観的事象とその影響について淡々と語られています。
このエピソードのある章は2014年に雑誌に掲載されています。
監督がどのような意図で、どの部分を映画に使用したのか、私には気になってしまいました。