「ていねいな脚本」一度死んでみた Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
ていねいな脚本
クリックして本文を読む
堤真一が全部うまいこと何とかしてくれたってのはあるの。リリー・フランキーとのコンビでね。
静かな脚本なんだよ。みんなが感情的になるシーンがほとんどないの。でも丁寧に描いてきて面白い。それで小ネタ、大ネタの回収がすごくうまい。
「嘘つくときは耳ひっぱる」ネタをすぐ使って、その後も何回か使ったりね。
「山手線大好き」でふっといてお経が山手線の駅とか。
「大事なものは私の名前じゃないんだ」ってやっといて、「原子番号だ!」でやるとことか。回想シーンで原子番号あてちゃんと出してるし。
「これは単なるキャラ紹介だろ」と思っていたロッカーの中で着替える特技を「そうか!」と使ってきたり、吉沢亮の酒乱エピソードも最後に出してくる。
こういう細かいのが組み合わさっていって、一つの話になってて面白かったよ。
『デス デス デス デス』で広瀬すずのバンドがヘッドバンキングするんだけど、それが綺麗に揃ってて良かった。
コメントする