「「なつぞら」からの「一度死んでみた」は◎」一度死んでみた まつこさんの映画レビュー(感想・評価)
「なつぞら」からの「一度死んでみた」は◎
思っていた以上に面白かった!!
CMディレクターが撮る初めての映画作品って、どうしても過去の色々な同様パターンの作品を思い返すとうーん、ってなる事が多いけどこれは当たりだった◎(CMディレクターが撮った映画でめちゃくちゃ良かったのは、昔から「サバイブスタイル5+」一択です)
父親が嫌いな主人公、製薬会社の社長である父親がある薬を飲んで「一度死んでしまう」ことから始まるドタバタコメディがベース。ひとつひとつを取ってみれば度肝を抜かれるくらいの衝撃とか面白さがあるわけじゃ無いんだけど、分かりやすいストーリーや面白さや、伏線の回収、ほろっと泣けるところも多々あり、笑って泣ける話が好きな私にとっては良い映画だな◎と思いました。
観た人は皆言ってるけどキャスティングがとにかく豪華、というか脇役が主役級の人達がゾロゾロ出てて、お〜!と小さく驚くことしばしば…。でもメインの広瀬すず・堤真一・吉沢亮の存在感とキャラクターと演技力とコメディアンコメディエンヌ力にかなり助けられてる映画だし、その人達のおかげで一味も二味もレベルアップさせられてました。吉沢亮は演技がやっぱ上手いし、声がとても良いし、あの声をうまく利用し役に合う喋り方をこなすのがまたたまらない…。広瀬すずは今回デスメタルバンドのボーカルをしていて、デスメタルの歌にハマってるかというとそうでもない気もしたけど、歌声が良くて…。アニメ映画の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で声優やった時も劇中で松田聖子の瑠璃色の地球を歌っていたけれど、歌声が地声と同じで心地良いイノセントボイスなとこが凄く良い…聴いてるこちらは胸がぎゅっとなってジンとくる感じで。今回も良かったです◎
広瀬すず・吉沢亮の、クリスマスイブの夜の社食のシーン、エンドロール後のラストのシーン、良かった…!!!「なつぞら」を今年度の4〜9月に見て、年度末にこの映画を観て、なつぞらの時に消化出来なかったモヤモヤな想いを無事消化してくれました…◎良かったです笑。