コード211のレビュー・感想・評価
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今どき、銀行強盗?
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オープニングから派手な銃撃シーンでつかみはOK、一段落してお約束の登場人物の紹介へと移るが感情移入が決まるシークェンスなのでホームドラマ並みの時間を割く作品も多い中、短いシーンでテンポよく進むだらけない構成は秀逸でした。
ただ、突っ込みどころ満載、なぜアフガンくんだりからわざわざアメリカの田舎の銀行を襲うことにしたのかが説得力に欠け過ぎですね。普通なら資金洗浄役の女性をわざわざ登場させたのなら脅して自分たちの口座に振り込ませる方が合理的でしょう、銀行強盗は人質は盾にするのが常道なのに追っ払うのは解せません。レストラン爆破の陽動作戦は考えるのに犯人は相当の馬鹿なのか?、それとも鑑賞後の話題提供、突っ込み狙いの自虐演出なのかしら・・。
単純なポリス・ストーリーになりがちなので非行少年再生プログラムでのパトカー経験乗車というトリッキーなハラハラを持ち込んでいます。ど派手な銃撃戦の割にはヒーローものでなく普通の警官というのも地味に面白いが今どき力技の銀行強盗ものというのもずれている気がしないでもない。アメリカ人は西部劇の時代から銀行強盗ものが定番の好物なのでしょう。
映画の参考にしたという「ノースハリウッド銀行強盗事件(1997)」では犯人の重武装に対して警官が拳銃では歯が立たなかったのを教訓に警察へのM16機関銃の配備が進められたようです、確かに傭兵崩れでは戦争並みですね、銃社会アメリカの悲劇でした。
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