「久しぶりのニコラス・ケイジ」コード211 ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりのニコラス・ケイジ
冒頭の傭兵集団登場シーンから学校でいじめられる黒人少年、そして若い警官夫婦の会話シーン、など思わせぶりな登場人物の伏線的な展開が続くが、ラストまで特にどんでん返しや衝撃展開があるわけではなく、わりと無難にストーリーが進み、まあおおむねハッピーエンドというオチ。
かと言って、つまんないかと言えばそうでもなく、ニコラスをはじめ他の俳優達の演技力はなかなかの説得力だし、個々のバイオレンスシーンやカーアクションなどは手を抜く事なくきっちりと描かれているなど、基本的な基準はクリアしていると思う。
まあ、単純にストーリーが王道であることと、インターポールの女性捜査官の活動が後手後手、というか大した成果はなかったという事と、銀行の支配人が登場する死亡フラグ的シーンから撃たれて殺されるまでの一連の行動などは、分かりやすく不要だったように思う。
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