ゴッズ・オウン・カントリーのレビュー・感想・評価
全46件中、21~40件目を表示
失って気づく大切なもの
仕事や生活に行き詰まり、希望を見出せず孤独で友達もいなく家族とも揉めてばかり…
若いジョニー
経験と知識のあるゲオルゲ
やたらヤるシーンが多いなと思ったが、少しずつ変化していく
そして大切なものは失って気づく
ほぼずっと無表情だったジョニーが、最後ボロボロに泣きながら自分の想いを告げる
成長は1人じゃ出来ない
意地を張らずに誰かに頼ってイイんだよね
ブローク・バック・マウンテン?
ホモ・セクシャル関連の映画と知って観たが、川でキャッキャするシーンが「ブローク・バック・マウンテン」とそっくり。時代背景がちょっと前かと思いきや、医療機器は現在のものだったので(職業目線)今でもイングランドではLGBTへの偏見がかなりあるのかな。自分は息子が男の子を連れてきて「結婚する」と言っても全然良いけど。
タイトルなし
とにかく景色が良い。「美しいが寂しい場所」という台詞があるが、緩やかな丘陵、延々と続く農地、遠くに見下ろす街の明かりの映像だけで見惚れる。友人は都会の大学に行き、自分は体の不自由な父の代わりに牧場で働いている主人公の未来のない感じが却って美しさを際立たせている。
愛する人を見つけて更正するという何とも分かりやすいストーリーも舞台の力もあって良いのだが、何か急におっ始めて急に仲良くなったなという感じがちょっとする。前半は行間を読むのが苦手な人には面白くないかも。
ラスト、ゲオルグとの農場のやりとりは蛇足。 力強く彼の農場に向かう...
ラスト、ゲオルグとの農場のやりとりは蛇足。
力強く彼の農場に向かう主人公の背中と明るい陽光だけで充分に表現できたと思う。
祖母と父の、それぞれの受け入れ方、その描き方は素晴らしい。
好き嫌い別れる作品❗
星🌟🌟🌟 はっきり言って好き嫌い別れる作品❗男同士だからわかりずらいと思い男女に置き換えると意外と感動のラブストーリーになるような気がします❗いままで人に気を許さない主人公が彼と会い甘えるようになるのがラブシーンで解るようになります… 詳しくいうと下品になるのでやんわりと…主人公は彼に会うまで男役だったのが彼と会って女役になってます❗自分はノーマルですがそこも監督とかは意図してるのかも… 観客は自分を入れて10人位でしたが自分以外みんな女性だったのが興味深かったです❗そういった面でも面白い作品でした❗意外と女性にオススメかも…⁉
見る価値あり
同性愛者物の作品を見たのは初めてでしたが、全く抵抗なくキレイに描かれていました。
表情の変化とお互いの気持ちの変化などが分かりやすくて言葉がなくても伝わりました。
R指定なので大きい映画館でやってないのが残念ですが内容としてはもっといろんな人に見て欲しいです。
ただ少し濡れ場が多いかな、、(長い?)と笑
苦手な人は苦手かもしれないです。
ママ〜〜ッッ!!!!
ゲオルゲの母性がとにかくすごい。
特に子羊抱いてるとこ聖母力53万。
わたしもゲオルゲに抱きしめて欲しいしパスタの塩加減見て欲しいし肩に寄っかかって眠りたい。
どうしようもないジョニーに愛情表現はこうだよ、こうするんだよ、みたいな感じでジョニーの頬を指の腹で優しく撫でるとことか愛しかない。すげぇ。
とにかく目が優しい。父親が倒れたジョニーを気遣う時とかお風呂の時とか慈愛に満ちた眼差しとはこういうのを言うんだなぁ…愛だなぁ…
あと甘いだけじゃなく移民を侮辱したり浮気したら容赦なく教育してくれるところもいいね!
年上(たぶん)奥さんによるダメ男の成長日記だった。
いや最期の父親とのシーンめちゃくちゃ胸に来たけど。
お前は幸せになれるのか?って台詞が泣かせにきててやばかった。
最期らへんのイチャイチャが多幸感しかなくてお前ら幸せになれよ!!って心の中でライスシャワー投げたわ。
内容はベタだけどセリフが少なくて俳優さんの演技に集中できてよかった。
いきなりセックス始めた時はちょっとおもろかった。
まだ愛を知らないジョニーだからあんなに性急で乱暴だったのかな。
ドラゴンタトゥーもだけど何かモザイクが笑っちゃうよね。大人しか見ないのにね。
死んだ子羊の毛皮を剥いで別の子羊に着せたのは母親を騙すためなのかな〜
「変わりたい」と思わせてくれる出会い
結局、男とか女とか、年齢とか国籍とか、そんな世間の常識に囚われずに、ただ心が感じたままに人を愛せたら…
ダメダメでも、失敗しても、傷つけてしまっても、やり直したいという気持ちがあれば、何かが終わって、何かが始まるのだろう。
望みのない死んだ目をしていた若者が、次第にはにかんだり、笑顔を見せたり、泣いたり表情が豊かになっていくのは、マジで胸キュン。
映画の始まりの場面と同じシチュエーションが、後半にも出てくるのだけれど、眼差しがまったく違う。彼の中に確かな何かが、生まれたんだなと。
だれかを変えるほどの、本気モード、持っていたいかな。
生々しい描写の王道ストーリー
閉塞的な舞台で繰り広げられる若者の恋愛と成長を描いた作品としてかなり王道。
ブルーグレーのトーンと淡々とした空気がわざとらしく感じるくらい。
即物的な行為の始まりと、普通に暴言な掛け合いの言葉以外は二人の性別を特別視しない姿勢が良かった。
主人公ジョニーはだいぶ不器用で性格も良くない。とにかく素直じゃない。
大事な現実から目を背けて目先の欲望にありつく姿はかなりだらしなく見えるけど、身に覚えもある気はする。
酒場のシーンは本当に最低。
正直、私が男性の欲望についてあまり深く理解していないからか結構腹立たしく思った。
そんな彼がゲオルゲと出会ったことで人間的に成長して、変わろうと努力し始めるのがいじらしい。
ルーマニアの農園にて、間際で引き返すことができてよかった。ちゃんと謝りなね。
ゲオルゲの全て包み込むような優しさに惚れ惚れ。
外見からしてセクシー。
仕事も料理も人の扱いも上手くて、こんな人と過ごしたらそりゃもう離れられないじゃない。
パスタの味調整までやってくれるって…甘やかされたい。
最初は終始しかめっ面をしていた二人がどんどん表情が柔らかくなり、ニヤッと笑い合う仕草にキュンキュンしてしまう。
性描写、酪農描写共に生々しく肉感に溢れているのが好き。
変に美化されるよりもリアルな方が良い。ビジュアルの力が強いので映画のアクセントにもなる。
羊の出産シーンは本当に凄い。
あんなの素手でやって大丈夫なのか。
父からの言葉と祖母の渡したメモ、直接的な言葉はなくとも暖かく受け入れてくれる家族。
身体は不自由でも親としての威厳を保ちたい父の、発作に倒れた後も眼光だけは鋭くするように頑張るのが痛々しい。
風呂のシーンで「すまないね」と言った時に彼の中で何か一つ越えたというか、息子の世話になる覚悟ができてポンとチカラが抜けたように見えて安心した。
「よく頑張ったな」の言葉が嬉しい。
ゲオルゲがあまりにも出来るヤツなスーパーダーリンで、流石になんだか都合の良い存在になっている気もしてくる。
少女漫画系BLのようなストーリーは良かったけれど、ジョニーの身勝手感が目立ってしまいのめり込めなかったのは残念。
全体的に好きな要素は多く、ドキッとするシーンは楽しめた。
ヨークシャーの光景と薄曇りの空がとても綺麗。
髭をたずねて三千里
青二才から男へと成長する過程を丹念に描く。
尖ったカッペの劇的な変化と揺るがない本物の漢。
緩やかに流れる農村の時間。
エンディングテーマの優しい旋律。
美しい一遍です。
男同志だからこその土臭い恋愛
牧場という大自然を舞台に、展開される男同志の恋愛。
野性味溢れた求愛に「おっと」と一瞬のけぞったが、心が打ち解け始めてからは本当にただの恋愛の仕方だった。
「単なるBLではなく、人対人の恋愛映画だよ」と友人に紹介されたが本当にその通り。
恋愛物語としてはありきたりな展開かもしれないけど、そこに病気の父や祖母の想い、若き後継者として牧場を守らなければいけない主人公の迷いと苦悩がうまく調和されている。
多くは語らず、表情や視線で心情が動く様が「あぁ、男だな」って思う。
(多くは語らなすぎて「どういうこと?」と考えさせられるシーンもあるが.....)
ぬるま湯に浸かるような生活をしている自分がなんだか恥ずかしくなった。
仕事も恋も「こと人となら」と思える出会いって運命だな。
ごく普通の恋愛。それが同性だと言うだけで、可笑しいと言う人がいる。...
ごく普通の恋愛。それが同性だと言うだけで、可笑しいと言う人がいる。
異性との恋愛も同性との恋愛も変わりなく、普通だと言える時が来ればいいと思う。
お婆さんが密かに泣くシーン、お父さんの幸せか?と問うシーン…静かに勘付いて静かに受け入れるシーンがとてもよかった
良いじゃない
さらっとしたあらすじを読んでしまって、ん?もうブロークバックマウンテンのリメイク?と思いつつ映画館に行き、あれれ?ホントにリメイクだ、まあ名作だしねーなんて思いながら見てたら、違ったね。ブロークバックも超傑作だったけど、こっちは主人公がクソガキから成長するのも見れたりして、全然違って結果良いのね。あと最後が完全にハッピーエンドね。映画にハッピーエンドは求めないけどこれは良かったー。見てて幸せになる映画でした。
完璧な少女漫画的構成
男同士なのと、すぐ行為に及ぶという点をのぞけば、傷ついてやさぐれて人生詰んでる(と思いこんでる)若者から大人への成長ストーリー。愛を知ることで自分が変わり、周囲も変わっていくのだけれど、以前の自分に足を引っ張られ躓いてしまうが、大きな愛が助けてくれる。それを導いたのは成長した主人公自身の在り方だよ。
鉄板のストーリーだけど、分かってるのに、感動してしまうのは、美しい風景と抑制された脇役と音楽のおかげでしょうか
じわじわと好きになれる映画
環境が彼を今までそうさせた。
主人公はダメ人間でした。
大きな秘密ほど、タガが外れた時の勢いは止められない。
その度にきっと後悔をしてきたはず。
そんな彼が、次第に変化していきます。
最後の相手を思う気持ちの台詞は、長年積もってきたものが爆発したのでしょう。
とてもいい言葉でした。
男性であっても女性であっても関係なく、心の支えになってくれる人が一人でもいてくれるだけで、人はこんなにも強くなれる。
恋愛物語というより、青年の成長物語として見てみても楽しめる映画だと思います。
荒々しくかつ繊細なラブストーリー。
カメラの映像・構図が叙情的で美しく、ヨークシャーの荒涼とした大地を背景に、荒々しくかつ繊細な男達の愛を描いたラブストーリー。
初監督とは思えない素晴らしい作品でした。
観て良かった。
素敵なラブストーリー
性描写が一部過激なので、そういうのが苦手な方はやめた方がいいかも。
自分もちょっとビックリしましたが、素直に愛情表現できない主人公が、彼と出会って変わっていくのをとても微笑ましく感じました。
周囲がわかってくれなくても、家族がやさしく支えてくれるのがいいですね。
なんて愛情表現の下手な主人公なんだろう
見始めてすぐに思い出したのは『ブロークバックマウンテン』。美しく悲しい作品でしたね。
でもこの作品は鬱々とする事無く気分良く席を後に出来た。
周囲の家族が厳しくも優しいのが、また救われる。父親に「お前はそれで幸せに成れるのか?」なんて言われたら涙、止まらないでしょ。
全46件中、21~40件目を表示