「ジョシュ・オコナーの笑顔と涙」ゴッズ・オウン・カントリー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョシュ・オコナーの笑顔と涙
音楽と台詞が極限までずっと抑えられていたのは、ジョニーがゲオルゲに自分の思いと言葉を吐露する最後のシーンゆえの溜めだったかと思いました。
ジョニー演じるジョシュは色が白いからか、はにかんだり微笑んだだけで顔に紅がさす。美しくもめまぐるしく変わる自然の中で、祖母と体の自由がきかない父親と暮らし大黒柱として働かざるを得ない若い彼の孤独と希望の無さが重かった。それが、ゲオルゲの出現によって、羊や牛の存在、小鳥の鳴き声、小川の音、風、干し草、牛舎を掃除する音、刻々と変わる空の色や光、家の中の生活、そのすべてに命が宿り始める。ジョシュもアレックも小さい表情や目の輝きや微笑みが素晴らしかった。ジョシュが好きだから、もあるけれどいい映画でした。
おまけ
Netflix配信ドラマ「ザ・クラウン」でジョシュ・オコナーがチャールズ皇太子を演じるエピソードを2本見ました。「ウェールズ公」(season 3/26)が素晴らしくよかったです。まだまだいっぱいあるようなのでゆっくり見ます。ジョシュの映画を映画館で見られる今年は豊作です💕
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