「男同志だからこその土臭い恋愛」ゴッズ・オウン・カントリー けすけさんの映画レビュー(感想・評価)
男同志だからこその土臭い恋愛
牧場という大自然を舞台に、展開される男同志の恋愛。
野性味溢れた求愛に「おっと」と一瞬のけぞったが、心が打ち解け始めてからは本当にただの恋愛の仕方だった。
「単なるBLではなく、人対人の恋愛映画だよ」と友人に紹介されたが本当にその通り。
恋愛物語としてはありきたりな展開かもしれないけど、そこに病気の父や祖母の想い、若き後継者として牧場を守らなければいけない主人公の迷いと苦悩がうまく調和されている。
多くは語らず、表情や視線で心情が動く様が「あぁ、男だな」って思う。
(多くは語らなすぎて「どういうこと?」と考えさせられるシーンもあるが.....)
ぬるま湯に浸かるような生活をしている自分がなんだか恥ずかしくなった。
仕事も恋も「こと人となら」と思える出会いって運命だな。
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