「「増殖」は、パート2ではないのね」The Witch 魔女 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
「増殖」は、パート2ではないのね
面白かった!
「魔女」というのは、
某社が遺伝子改変で「造った」人間の中でも
最も高い分類に属する主人公の少女。
演ずるのは、キム・ダミさん。
8歳の時に施設から脱走し、追跡を免れる。
現在は19歳(たぶん「数え年」)の高校生。
幼い頃の記憶は失い、
休日には育ての親の牧場を手伝う日々なのだが、
ある理由で、TVのオーディション番組に応募することになる。
実は、この「理由」が問題で、
中盤以降、あっと驚く展開を見せる。
――そこが上手い。
まんまとダマされて、愉快痛快。
そして後半のアクションが豪快。
(プロットは、シンプルなんだが)
キム・ダミさんの熱演・力演、凄かった。
その親友役のコ・ミンシさん、コミカルで可愛かった。
* * *
実は副題として「Part 1: Subversion」(転覆、あるいは破壊)というのがついており、
ラストシーンも明らかに「続編を待て!」という感じの作りだったので、
そのあと2023年に公開された「The Witch 魔女 増殖」を観ようとワクワクしていたんだが、
どうやらこちらは、Part 2ではないみたい。
残念。
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