劇場公開日 2019年12月27日

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「よく出来ていて楽しく懐かしさも感じるのに....」男はつらいよ お帰り 寅さん アンディ・ロビンソンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0よく出来ていて楽しく懐かしさも感じるのに....

2020年1月4日
iPhoneアプリから投稿

作品は、現状ではこれ以上はないだろうという位、設定ストーリー出演陣など、よく出来た作品であると思った。

山田監督の他作品やNHKでの「贋作」に登場の俳優さんの登場も悪く無いし、昨年後半の誕生から家出するまでを扱った前日談ドラマなども手伝って(自分の中でも)気分の盛り上がり感もあったし、このうえなく満足している。

終映後「ああ、もう終わっちゃった....」と、(物足りなさではないが)もっと観続けていたい心境に駆られたくらいだった。

しかし、この映画の基本的なアイディアやコンセプトが、横尾忠則氏から得られたモノを(本人の了解ないままに)山田監督が無断借用したとの訴えが同氏から出ていることを鑑賞後に知って、ショックを受けてしまった.....

お二人は親交があって、他の件ではコラボしたりもあるような関係だったとの事なのに、この映画に限ってなぜそのような振る舞いを山田監督がされたのか、理由は不明だが、なんか後味が悪くなる残念なお話である。

山田監督の?盲目的な寅さん愛」みたいなもの(気持ち)がそうさせてしまったんだろうか......?

アンディ・ロビンソン