「ただただありがとう2」男はつらいよ お帰り 寅さん marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただありがとう2
何故なんでしょう、随所随所で涙してしまうのは?STAR WARSを観終わった時と同じく50年に及ぶ『男はつらいよ』が完結してしまうことの寂しさでしょうか?でもSWと違って寅さんシリーズは映画館では初めて観たし、テレビでもそんなに多く観た記憶はないんですが…
実際子供の頃ブラウン管で出会った寅さんには「映画の中だからいいけど、本当にこんな人が身近にいたら正直困るよなぁ!」くらいの感覚で観てた気がするのに、エンディング間近の歴代マドンナの画面は溢れる涙でゆがんでました。
やはり年齢を重ねるとともに日本人の本質、人情には弱くなってしまうものなのでしょうか。
回想シーンではおいちゃん役も森川信さん、松村達雄さん、下條正巳さんと移り変わり、長い歴史を感じさせます。
でも全体の画質は過去・未来ともうまく処理してあって回想と現在を行き来するシーンの違和感もなく自然に観ることができました。
娘 ゆり役の桜田ひよりさん、よかったですね。桑田さんのオープニングが酷評されがちですが、山田洋次監督の想いもあってオファーした訳ですし、エンディングは本家 渥美清さんで締めくくっているので、それなりの意図を持ってのキャスティングだと思いますよ。
それにしても館内では若造の部門に入ってしまった観客層にこれまた歴史を感じてしまいました。
これはとやかく言うことなく5点つけるしかありませんね!
今年の締めくくりにいい作品を観ることができよい年を迎えられそうです。感謝感謝!
コメントする