劇場公開日 2018年11月2日

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「 【今直ぐにでも、マイケルムーア監督はトランプを題材にした第二作を作らなければならない】」華氏119 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 【今直ぐにでも、マイケルムーア監督はトランプを題材にした第二作を作らなければならない】

2019年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 トランプが大統領にまさかの当選をして、3年が経とうとしている。彼の当選直後、世界は未だアメリカ人が選択した結果を受け止め切れていなかった。(呆然としていたといっても良い)

 が、マイケルムーアは直ぐに行動に出た。この作品がその代表である。

 今作が上映されてから、11か月が経つ。

 この作品は、トランプが何故大方の予想を覆し、大統領になった経緯を分かり易く伝えている。が「華氏911」と決定的に違うのは、この作品ではアポなしゲリラ取材は殆どなく、当選した理由を大いなる揶揄を込めて説明する事に費やされている部分である。(マイケルムーアがトランプ当選を予言していたのは有名な話である事は皆が知っていることであろう)

 <次作は、是非、トランプが現在そして今後何をしようとしているのかという部分に焦点を当てて制作していただきたい。>

 この3年でトランプは我が物顔で世界を混乱に陥れ、当選前から指摘されていた彼の性格も徐々に露わになってきた。

 そして、続々と世界各国に現れ始めたミニトランプ達。

 誰かが彼を止めないと、世界は破綻への道を突き進んでしまう。
 だが、この日本も含めてその誰かが見当たらない恐ろしさに戦慄する。

<2018年11月3日 劇場にて鑑賞>

NOBU