バーフバリ 伝説誕生 完全版のレビュー・感想・評価
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痛快!爽快!インド映画の真髄を見た!
何でだろう?公開当時のこの映画に関する記憶が全くありません。インド映画って事で、蚊帳の外だったのかな。かなり話題になってたみたいだけど・・・
俄然、興味を持ったのは「RRR」を観てからです。ここで初めて話題になってたのに気づいたって感じかな。
今回、BSで放送されたことから録画しておいて、2本まとめて見てみようと期待ワクワクです。そして、評判どおりって言うよりも、それ以上の面白さに、感動しました。大好きです!
【ネタバレかも】
先に「RRR」を観てたんで、人間離れした超人技、怪力を見せつける数々の映像には、それほどの驚きは無かったですが、何よりストーリーが良い!そして、突然歌い出すインド映画特有のミュージカル仕立ても健在でしたね。全く、必要性を感じない。強いて言えばこれがちょっと自分的にマイナスだったかな。歌も嫌いじゃないけど、何でここでって想いが強くて。
ただ、あの女優さんはホンっと綺麗でしたね。最初はアクション女優と思って見てたんですが、女性らしい格好になったら、見惚れちゃいました。
でも、入れ墨彫られて気が付かないってのはどうなんだろう?
純愛モードの展開も良かった。滝の上から流れてきた仮面の主を求めて、登り切るのがスゴイ。あそこから落ちたら、普通死んじゃうと思うけど・・・。さすが、主役。
彼女の代わりに助け出した女性が、実は自分の母親だった事に気付く展開、そして出生の秘密が明らかになる。
なんて、思ってたら、この回想シーンの途中で前編が終わってしまった。
こりゃ、すぐ続きが見たくなるよね。公開時はみんなヤキモキしただろうなって思っちゃいます。
自分は、録画で見てるからね。すぐ続き、見ます。
これはCGです
赤子を抱いて追われる女が、初っ端からインパクト大。滔々と流れる川の中から、ニョキっと突き出る腕。赤子が助かったら、その手は上の方を指差した後、水に流されてゆく。これで、この子が尋常ではない運めを持つとわかる。川から救われて滝の下で育った彼は、なぜかは知らぬが滝の上が気になって仕方ない。何度も何度も、滝登りにチャレンジしては失敗を重ねる。で、あっという間に成長し、立派な青年に。身体能力がめっちゃ高く、滝の上から流れてきた仮面の女(イメージ)に導かれ、滝を攻略していく。このへんのスピードはすごい。あれよあれよと物語が進んでいく。
威風堂々たるシヴドゥ(バーフバリ)、その彼が恋する女戦士アヴァンティカ。インド美女、美しすぎる〜。気が強いアヴァンティカに、シヴドゥはなかなか近づけないが、隙をついてさりげなくちょっかいを出す。シヴドゥ、まるで魔法使いやがな。
そして、シヴドゥの出生の秘密、囚われの母、偉大なる父バーフバリと、話は大きく広がってゆくのである。このお家騒動的な話が、なんだか歌舞伎っぽいと思った。続きが気になるので「王の凱旋」も観ようと思っていたのに、録画予約するのを忘れてしまった。ショックだ…。
インドの映画はCGたくさん使ってて、金かかってるわー。CGの時は画面左下に文字が出るのが親切。冒頭にも、「動物に危害は加えておりません」と出るし。きちんとアピール、大事ですね。
BS12の放送を録画で視聴。
インド映画好き プラバースさんも大好き
独特のノリとクセが良い
インド映画を始めたみたけれど、独特のノリとクセがあって、ハリウッド物と違って、娯楽映画として面白い。SFX自体は、少し安っぽいのだけれど、もともと、ストーリーが伝説の英雄的なストーリーなので、誇張やいかがわしさがあっても、あまり気にならない。インド人のヒーローは、髭面で大柄、目鼻立ちがくっきりはっきりタイプで、ヒロインは、艶めかしく、少し肉付きが良い美女みたい。踊りと歌が随所に散りばめられ、華やかで煌びやか。輪廻やカースト制があるせいか、宿命的なストーリーとなるのだろう。続きが気になるってことは、面白いってこと。2への続き方も、伝説のバーフバリを語っている途中で終わるっていうのも、上手いやり方だ。
面白い
インド全国酒飲み音頭。 ミュージカル好き以外は通常版で問題なし。
英雄王バーフバリとその息子シヴドゥの、親子二代にわたる活躍を描いたアクション叙事詩『バーフバリ』シリーズ。
その第1作『バーフバリ 伝説誕生』のノーカット版。
監督/脚本はS・S・ラージャマウリ。
通常版は138分。インド映画にしては割と短め。
しかし本バージョンではそこに新たな映像が追加され、158分というインド映画らしい大ボリュームの作品に生まれ変わった。
実はこの『伝説誕生』、この完全版こそがオリジナルバージョンであり、通常版は海外配給用に短縮されたものである。
『バーフバリ』の真髄を味わいたいのなら、この長尺バージョンを鑑賞するべし!
とはいえ、正直いって通常版と完全版でそれほど印象が変わるかというとそんなことはない。
まぁ通常版を鑑賞したのが結構前なので細かいところを忘れてしまっているという個人的な都合もあるのだけれど、相違点がどこなのかはっきり分からなかった。
ただ、誰の目にも分かる相違点が一つある。
それは後半、バーフバリとバラーラデーヴァが盗み出された機密文書を探すため、悪党たちが屯する酒場へと足を踏み入れるという展開。
ここではバーフバリとバラーラデーヴァが協力している様子が見られるし、「マノハリ」というバーフバリと三人の美女が舞い踊る絢爛豪華なミュージカルシーンも用意されているのだが、通常版ではこの酒場のシークエンスは丸々カットされてしまっている。
このミュージカルシーン、かなり派手派手でパワフルなものであり、アクターや制作陣の苦労を考えるとここをカットするなんてとんでもない!という気持ちになってくるのだが、はっきり言ってこの件、ストーリーには1mmも関係ない。どこをカットするのかという議題が持ち上がった時、いの一番に挙げられるのはまぁここだよなぁと、素人でも思っちゃう。
とまぁそんな訳で、ミュージカルが好きだという方には完全版をお勧めしたいが、ランタイムや全体の纏まりのことを考えると通常版の方が観やすい。
まだ未見の人にどちらか一方を勧めるのであれば、通常版の方がベターだと思う。
とはいえ、この『伝説誕生』は2度観る価値のある楽しい映画なので、ぜひ通常版と完全版を両方観て、自分の気に入るバージョンを探っていって欲しいです♪🖐️
緩い前半、熱い後半。まるで別作品の様な展開。
バーフバリの生い立ち、世界観、その背景など、説明・導入の前半部分は若干冗長。緩いCGに思わず笑みが溢れてしまう程。2015年作とは思えない。
だが、その緩さを補うインド映画らしい歌とダンスは華麗で、アヴァンティカについ見入ってしまう魅力はさすが。構成と演出がとにかく綺麗。
気が付けばバーフバリの世界観にどっぷりとはまっていて、いつ歴史大スペクタクルになっていたのかわからない。後半は見せ場だらけの激アツな展開。
歌にダンスに戦闘シーンまでこれでもかと娯楽が詰め込まれている。そして、バーフバリ。男が男に心酔してしまう程にカッコイイ。
素直に楽しい。
インド映画、侮れない。
淡いにも程がある初恋から始まってあっと驚くオチまで長尺を感じさせない圧倒的な架空歴史戦記
巨大な滝の下にある小さな村で生まれ育った少年シヴドゥは滝の上から流れてきた女性の顔を象った木彫りの仮面を拾って一目惚れ。来る日も来る日もその仮面の主のことを想うシヴドゥは滝を登って会いに行くことを決意、何度も何度も失敗を繰り返した末遂に滝を登り切る。しかしその滝の上は暴君バラーラデーヴァが統治するマヒシュマティ王国が猛威をふるう世界。そこで仮面とそっくりな美しい女性戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちたシヴドゥは彼女と共にマヒシュマティ王国に戦いを挑むことになるが、その戦いは自身の宿命と対峙する戦いでもあった。
噂には聞いていましたが、確かにこれは物凄いスケールの架空歴史戦記。それを豪華絢爛な歌と踊りでこれでもかとデコッて魅せるのは極めてインド的。しかしそんな壮大な物語のツカミで、思わず赤面してしまうくらいにこっ恥ずかしいエモーショナルな初恋物語を延々と繰り広げるのにはビックリしました。インド映画として初めて全米興行収入ランキングでベストテン入りしたというだけあって、画面の隅々まで全く隙がないくらいに贅沢が施された圧倒的な映像美はもう垂涎モノ。そしてもちろん戦記モノなのでメインは活劇。その途方もない壮大な戦闘シーンは『ロード・オブ・ザ・リング』に比肩するダイナミズムに満ちていて、ただ座ってスクリーンを見つめているだけなのに手に汗がじっとり滲むほど。しかしその盛大なクライマックスで冷や水をバッシャと浴びせるかのようなラストカットに唖然。こんな終わり方ありかよ!と思わず叫んでしまいましたが、これは封切り時にリアルタイムで観ていた人は余韻がいつまでも尾を引いて辛かっただろうなと思います。しかしこれだけ豪勢な作品をリバイバル上映、しかも他の観客ゼロという貸切状態で鑑賞出来たのはそれはもう至福のひとときでした。
まさに伝説誕生
まさに伝説誕生
映画史に名が残るであろう二部作の一作目。
神話というのは完成されたお話ですが、それ故に退屈なものです。いわゆるベタというやつですね。そこで神話的物語はシニカルやコメディに味変しないともうほとんどウケないものになってしまっていました。ディズニーのヘラクレスなんてまさにそれですよね。
ではバーフバリはどうしたか?そのまま真剣に神話を再構築しようとした。これは本当に凄い事です。
神話物をお話の中にあるメタ構造や荒唐無稽な部分まで含めてめちゃくちゃ真面目に再構築したらちゃんと熱く!面白く!美しく!感動的な「新しい」映画が出来たんです。神話が本来持っていた普遍的な面白さを真正面から再発掘して映像化したーーつまりエンタメ映画として新しくて根源的なスタンダードを示したわけです。
細かい裏設定や超美麗なCG技術、マニアックな知識やこだわりのような狭い笑いや満足に嵌りがちな昨今のエンタメを片手で粉砕するようなインパクトある作品でした。
2Dアクションゲームの実写化映画
いたるところのアクション要素や演出が2Dアクションゲームのそれっぽくていちいち笑えてくる。
ジャンプアクションとか。木をばねにジャンプとか。矢を使ったロープクライミングとか。
脚本は「細けぇことは良いんだよ!」を地で行っており、王妃救出のための潜入パートもあっさり省略される。警備ががばがばなのか、カットされただけでそれなりに苦労があったのかもしれない。
想い人へのこっそりタトゥーも流石にバレるだろ…。入れ墨なんだからさ…。
電光石火ですすむ恋愛模様もインド映画ならではなのだろうか。
作品の見どころの殆どは回想の戦争である。無双感はいまいち足りないが、平野に蟻のごとく埋め尽くされた雑魚NPCはなかなか壮観だし、ミキサー付き戦車やら、伸縮自在のモーニングスターとか、明らかなオーバーテクノロジーのおバカ兵器がとっても素敵。
王都も超古代文明を思わせるゲーム的なファンタジック建造物なところロマンに溢れている。デザインはしっかりインド的で、その他のファンタジー作品とちょっと違う趣を醸している。インドのファンタジーは、ターセム・シンの『落下の王国』もそうであったように、感性に個性があって刺激的だ。
序中盤は水の美しい表現が非常に印象的。豊富で土っぽい水量は、これまでの西欧風ファンタジーとも中華ファンタジーとも違うエスニックな幻想世界を演出していたが、しかし自分が現実で見たガンジス川はこんなに綺麗ではなかったはずだ。
バラーラデーヴァは実の母親に選んで貰えなかったわけだ。母の愛に飢えるとグレるよね。
ハリウッドに匹敵する!
最後の戦闘シーンは流石
先に王の凱旋を見てしまったというのもあってか若干退屈に感じたシーンはあったかな。
インド映画特有の1つのシーンに対してすごく丁寧に時間かけて話が進むためその辺りに長さはちょくちょく感じてしまった。
しかし最後の戦闘シーンはやはり興奮させられる。
この辺りはインド映画はとても見ていて面白い。
壮大かつ濃ゆいぞ!!
細かいことはどうでもよくなる壮大かつパワフルなインド映画であった。
カルピスの原液のように濃ゆい!笑
バーフバリを始めとやたら水がしたたる堀が深い顔のマッチョでヒゲの男性たち。(あまりにヒゲマッチョが多いので途中見分けがつかなくなり混乱)
目ヂカラがすさまじくやたら言動が過激で物騒なインドの女性たち。
突如始まる謎のロマンスシーン。ソルジャーから女の顔に変貌するヒロイン。きわめつけは私にタトゥーを入れた人!!(この辺で一緒に鑑賞していた夫と思わず爆笑。インド映画のロマンスはあんな感じなのか?)
そして中盤から突如始まるバーフバリの父親(俳優さん同じのため混乱)の過去編。(後半ほぼ過去編だった)
そしてロードオブザリングばりのCG駆使した大戦闘シーン。
インドのお国柄なのかなんなのかもう色んなものが濃ゆくて濃ゆくて、ひたすら楽しい。
最後はここで引きか…!!というところで続編へ。
続きは元気のある時に鑑賞したい。
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